【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【静岡】深海ブーム 伊豆の3水族館、充実展示

【静岡】深海ブーム 伊豆の3水族館、充実展示

ジャンル・エリア : | 静岡  2015年07月22日

水槽「DON底」にいるタカアシガニ=沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで

水槽「DON底」にいるタカアシガニ=沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで

 水深2、500メートルの日本一深い海、駿河湾の最奥部にある沼津市を中心に伊豆半島の3水族館が、深海生物の展示に力を入れている。子どもたちの夏休みに合わせて改装施設が相次いでオープンした。全国的な深海ブームの波を伊豆半島で受け止めようとしている。

 沼津市南部にある水族館「伊豆・三津(みと)シーパラダイス」(同市内浦長浜)は18日、巨大水槽「DON(どん)底」を公開した。長さ7メートル、奥行き3メートル、高さ2メートル。水深200メートル付近に生息する大型のタカアシガニ、エメラルドのように光る目のフトツノザメなどを展示している。

 支配人の中村公彦さん(46)は、東名・新東名高速道路と伊豆半島をつなぐ東駿河湾環状道路の昨年2月の開通に伴って「伊豆中央部へのアクセスは便利になったが、西海岸を通過する人が減った」と危機感を持ったという。

 水族館では、地元の内浦地区から、深海生物の漁が盛んな市最南端の戸田(へだ)地区までを結ぶ西海岸のドライブルート「南沼津体験の夏」を提案。戸田の食堂と共同で、特産品の戸田塩を使った深海魚の天ぷらの「DON底丼」を考案した。戸田の食堂2店舗で1日限定5食で提供。地域活性化を目指す中村さんは「深海生物と風光明媚(めいび)な西海岸を楽しんでほしい」と話している。

150722shizuoka_izu2

 深海生物専門の「沼津港深海水族館」(同市千本港町)では18日、深海の生態系を学ぶコーナーを新設した。「海の掃除屋」の異名を持つダイオウグソクムシが海底の死骸を食べる様子を再現し、水深6、000メートルを再現したコンピューターグラフィックス(CG)を上映する。

 館長の石垣幸二さん(48)は「開館から3度目の夏は、深海の世界を体感できることに力点を置いた」とリピーターを飽きさせないように工夫した。

 下田海中水族館(下田市3丁目)も今月から深海生物専用の水槽を設置した。伊豆半島東海岸の相模湾などで捕れたサギフエやアカザエビなど数種を展示中。素揚げしたオオグソクムシを食べられる企画も開催中だ。水族館の担当者は「脚光を浴びる深海生物が沼津だけでなく、東海岸でも見られることをアピールしたい」と話した。

 問い合わせは、伊豆・三津シーパラダイス=電055(943)2331、沼津港深海水族館=電055(954)0606、下田海中水族館=電0558(22)3567=へ。

(山下葉月)

旅コラム
国内
海外