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【長野】戦時のラジオ、役割学んで 松本で企画展

ジャンル・エリア : 歴史 | 甲信越  2015年07月23日

戦時当時の卓上ラジオなど貴重なコレクションが並ぶ会場。右は解説する岡部さん=松本市の日本ラジオ博物館で

戦時当時の卓上ラジオなど貴重なコレクションが並ぶ会場。右は解説する岡部さん=松本市の日本ラジオ博物館で

 松本市中央の日本ラジオ博物館で、「戦後七十周年記念展 ラジオと戦争」が開かれている。第二次世界大戦は戦況や空襲警報、敗戦が告げられた「玉音放送」などラジオが大きな役割を果たしたといい、ラジオを通じて当時の人々の暮らしや世相などがうかがえる内容になっている。

 同館は2012年、館長を務める岡部匡伸さん(51)が喫茶店だった蔵造りの2階建ての建物を改修してオープンした。

 岡部さんは、中学生のころからラジオを収集しており、1500点以上のコレクションの中から、1階では大正から昭和にかけての製品を常設展示し、2階では年4回ほど企画展を開催している。

 今回は、戦争当時のラジオの役割などを知ってもらおうとして初めて企画。1920~60年代を「非常時のはじまり」「戦時下のラジオ」「玉音放送」「敗戦から復興へ」の4つのテーマに分け、国内外のラジオ25点が並ぶ。「一家に一台 国土の護(まも)り」といったラジオの普及を促すチラシや雑誌類も紹介している。

 岡部さんによると、国内のラジオ生産は、戦時中では太平洋戦争の開戦当初にピークとなり、戦局の悪化などに従って減少した。家庭用の卓上ラジオは、日本製は米国製より一回り以上大きく、部品の小型化などの技術革新が立ち遅れていたという。

 「玉音放送」がラジオで流れたことなどを挙げ、岡部さんは「ラジオ放送の威力がこれほど明快に示された最初の機会ではないか」と話している。

 企画展は12月27日までで、開館時間は午後1~5時。月曜(祝日の場合は翌日)休館。入館料は一般500円、15歳以下200円(小学生以下は無料)。(問)同館=0263(36)2515

 (成田嵩憲)

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