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【福井】「世界の優良ビーチ」へ着々 高浜の若狭和田海水浴場

ジャンル・エリア : まちおこし | | 福井  2015年08月03日

大勢の海水浴客でにぎわう若狭和田海水浴場=高浜町和田で

大勢の海水浴客でにぎわう若狭和田海水浴場=高浜町和田で

 高浜町が、優良なビーチに与えられる国際環境認証「ブルーフラッグ」の国内初となる取得を、若狭和田海水浴場(同町和田)で目指している。同認証は、世界で「優良ビーチの保証」として認識されており、同町は認証取得を機に、国内外への積極的なPRにつなげたい考えだ。

 ブルーフラッグは、世界46カ国の3850カ所で取得されている。水質や安全、環境管理、教育で33の厳しい基準があり、国際環境NGO「FEE」が審査する。

 遠浅の海と白い砂浜が売りの町内の海水浴場には、1985年には約120万人の海水浴客が訪れた。しかし、レジャーの多様化などで昨夏は16万人にまで減少。民宿・旅館の数も70年代の700軒から140軒にまで減った。

 そうした現状を受け、町の活性化策として昨年2月、町としてブルーフラッグ取得を目指す方針が決まった。基準を満たす可能性が高いとして、環境省の「快水浴場百選」に選ばれ、県の水質調査でも毎年、最高評価を得ている若狭和田海水浴場の申請を決めた。

 町は基準を満たすため、同浴場のトイレのバリアフリー化や、身障者用の駐車場の設置などを進める。砂浜のゴミも厳格に審査されるため、町の職員やライフセーバーなどが毎日、清掃活動に取り組む。水質の基準も厳しく、ペットの大腸菌が海に混入するのを防ぐため今後、ペットを砂浜に持ち込まないよう呼び掛ける方針だ。

 環境教育では、地元の和田小の児童が同浴場について学ぶため、専門家を招いた授業などを実施。町全体で機運を盛り上げるため、和田地区にブルーフラッグをPRするのぼり旗を多数設置し、専用のTシャツや概要をまとめたパンフレットなども制作。公共施設などに配布している。

 町は、11月末にも「FEE」の国内支部であるNPO法人「FEE Japan(東京)」に審査を申請。水質の専門家などからなる委員会による国内審査と、4~5月に「FEE」である国際審査に通れば、認証の取得となる。町によると、国内では千葉や宮崎県の自治体でも、取得に向けた動きがあるという。

 町まちづくり課の米川浩司主査は「今の高浜の海を、100年後にも残していこうという取り組みです。また、ブルーフラッグが1つのブランドとなって、国内外に広くアピールできれば」と、認証取得に期待を込めている。

(平井孝明)

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