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【岐阜】新穂高ロープウェイ 岐阜県高山市

ジャンル・エリア : | 岐阜  2015年08月20日

新穂高ロープウェイ西穂高口駅の展望台からは、北アルプスの絶景が楽しめる=岐阜県高山市奥飛騨温泉郷で

新穂高ロープウェイ西穂高口駅の展望台からは、北アルプスの絶景が楽しめる=岐阜県高山市奥飛騨温泉郷で

展望台からの眺め壮観

 新穂高ロープウェイの終点・西穂高口駅にある展望台(標高2、156メートル)からの眺めは壮観だ。360度の大パノラマ。雲がかかっていなければ槍ケ岳や焼岳なども間近に望め、同時に涼感も味わえる。年中、運行しているので夏場は避暑、冬場は樹氷見学などにお勧めだ。

 ふもとの新穂高温泉駅からゴンドラを乗り継ぐと、わずか十数分で標高差1000メートル余りの展望台に到達する。雲と同じ高さから周辺の山々を眺めたり、高山植物が自生する周辺の園地を散策したり、思い思いの時間を過ごすことができる。遊歩道が整備されているので、普段履きの靴でも行ける。下界の気温は35度を超していたが、展望台は17度。園地のベンチに横たわり、しばし昼寝を楽しんだ。

 岐阜県高山市北部は奥飛騨温泉郷と呼ばれ、平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高の5つの温泉が一帯に点在する。最大の特徴は、素晴らしい自然を借景にした露天風呂の多さ。大小合わせ約170もあるという。

奥飛騨温泉郷にはホテルや旅館、民宿などに自慢の露天風呂がたくさんある=新穂高温泉のホテル穂高で

奥飛騨温泉郷にはホテルや旅館、民宿などに自慢の露天風呂がたくさんある=新穂高温泉のホテル穂高で

 北アルプス南部を源流とする蒲田川に架かる中尾橋の約100メートル上流の右岸には、地元の観光協会が運営する露天風呂「新穂高の湯」がある。川辺の巨岩を生かして造られた風呂は15畳ほどの広さ。連なる山々や清流を眺めながら入浴できる野趣あふれる穴場的な温泉だ。

 この露天風呂には男女別の更衣室があるだけ。管理人もいないので、必要なのは清掃協力金300円とマナーだけ。せっけん、シャンプーはもちろん使用不可。男性客の多くは、着衣を石や岩の上に置き、そのまま入浴していた。お湯は38度とぬるめだが、長時間つかるにはかえって好都合。1時間以上入っている人もいた。ホテルや旅館、民宿、キャンプ場には、自慢の露天風呂がたくさんあり、入り比べも面白い。

 うまいものもある。昼夜の寒暖差を利用して栽培された野菜や果物は、甘みが乗っている。それに飛騨牛、山菜もぜひ味わいたい。平湯バスターミナル近くの生産者直売所では、トマトやナスなど、朝取りの野菜を販売していた。もぎたてのモモは1個100円、蒸したトウモロコシは1本250円。値段も味もお手ごろで、うれしくなった。奥飛騨温泉郷から高山市の中心街までは、どの温泉街からも車で1時間程度。足を延ばせば、朝市や古い町並み歩きも楽しめる。 (富永賢治)

 ▼メモ 新穂高ロープウェイへは、中部縦貫道・高山ICから約1時間10分、JR高山駅横の高山濃飛バスセンターからは、バスで約1時間半。新穂高ロープウェイは通年営業だが、強風などの悪天候や定期点検などで運休になる場合がある。営業時間は、季節により異なるが、おおむね午前8時から午後5時ごろまで。ふもとの新穂高温泉駅から、2本のロープウエーを乗り継いで行く、最上部の西穂高口駅までの料金は、往復で中学生以上2900円、小学生1450円。(電)0578(89)2252。温泉の問い合わせは奥飛騨温泉郷観光案内所(電)0578(89)2458

(中日新聞夕刊 2015年8月20日掲載)

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