【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【石川】クジラの町 見て食べて 能登町・三波 11月ウオーキング開催

【石川】クジラの町 見て食べて 能登町・三波 11月ウオーキング開催

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 文化 | 石川  2015年09月30日

地元で昨年度に水揚げされたクジラを描いた壁画=能登町三波公民館で

地元で昨年度に水揚げされたクジラを描いた壁画=能登町三波公民館で

 定置網漁が盛んで現在もクジラが混獲される能登町三波地区で11月8日、集落に打ち上がったクジラにまつわる逸話が伝わる場所を巡り、地元の食文化も紹介する「三波くじらウオーク」が初めて開かれる。(志村拓)

 三波地区一帯の地名は藤波、波並、矢波といずれも「波」がつき、各集落には漁港がある。クジラの混獲は意図したものではなく、漁具や漁獲物などの損害が大きいことから国によって捕獲が認められている。

 各集落には打ち上がったクジラに関する文化財や石碑が点在。同町藤波の神目神社が所有するクジラ捕りの絵図は1853(嘉永6)年、加賀藩主前田斉泰(なりやす)が見物する様子を描いたとされる。「一頭で七浜光る」という水揚げされたクジラの分配方法にまつわる昔からの言い伝えもある。

 企画した同町三波公民館は、地域に息づくクジラ文化の継承を目指して活動。イベントで住民が着るそろいのTシャツにクジラのイラストを入れたほか、4月には昨年度に藤波、波並両漁港で水揚げされた4頭を、地元の子どもらが公民館の外壁に描いた。

 ウオーキングは午前9時半に公民館に集合。神目神社や波並の「鯨(くじら)島」と呼ばれる場所などを巡り、海沿いの景色を楽しみながら、クジラの骨が埋まっていると伝える石碑がある矢波の諏訪の森まで、6.5キロを歩く。地区の祭りの宴席では刺し身や酢の物などのクジラ料理が欠かせない風習から、昼食では地元のクジラの肉を入れたカレーが出る。

 波並漁港の漁師でもある徳田博史館長(66)は「海と密接な地区だからこその独特な文化を紹介したい。地元にとっても、歴史や伝統を考える機会になればうれしい」と話した。

 参加費500円。問い合わせは、能登町三波公民館=電0768(62)0807=へ。

目的で旅を選ぶ
気分で旅を選ぶ
旅コラム
国内
海外