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【長野】花街文化、未来へつなぐ 3日、飯田で芸能披露会

ジャンル・エリア : 文化 | 甲信越 | 芸術  2015年10月01日

飯田の花街文化呼び起こしに協力する東京・品川の置き屋「まつ乃家」の芸者たち

飯田の花街文化呼び起こしに協力する東京・品川の置き屋「まつ乃家」の芸者たち

 飯田の古典芸能を伝承する「芸能伝承 今昔小町の会」は、飯田で花柳界が隆盛を誇った時代を知ってほしいと、花街文化を呼び起こす活動を始めた。手始めに3日、東京・品川の芸者を飯田市龍江の龍峡亭に招き、互いに芸能を披露する「和遊楽」を開く。

 かつて飯田は芸どころと言われ、最盛期の大正初めから昭和初めにかけては約400人の芸者がいたとされる。子どもの時から娘芸者として育てられた飯田生まれの女性は、芸達者なのに加え、しぐさや言動に土地柄がにじみ出て人気だったという。

 小町の会の北原郁さん(83)は、かつて芸者に踊りや三味線を教えていた。近年は飯田の花柳界が衰退し、当時を知る人も減少。5年ほど前から「このままでは、記憶からもなくなってしまう。何とかできないか」と考えていた。

 飯田観光協会が、リニア中央新幹線の開業を見据えて「南信州へおいでなんしょ!プロジェクト」を展開しており、品川の置き屋「まつ乃家」との間を橋渡し。女将(おかみ)で女形芸者の栄太朗さんが趣旨に賛同し、文化交流として今回の催しが実現した。

 当日は、小町の会のメンバーやまつ乃家の芸者が、踊りや三味線、琴といった芸を披露し、お座敷遊びも企画。今後は飯田お練りまつりへの参加も視野に入れており、北原さんは「花柳界を飯田の文化芸能の一つとして、未来につなげたい」と話している。

 (石川才子)

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