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【三重】律令時代の文献展示 亀山で「鈴鹿関」企画展

ジャンル・エリア : 三重 | 歴史  2015年11月11日

時系列に沿って並べられた鈴鹿関にまつわる資料=亀山市若山町の市歴史博物館で

時系列に沿って並べられた鈴鹿関にまつわる資料=亀山市若山町の市歴史博物館で

 古代の関所の一つ「鈴鹿関」の企画展が、亀山市若山町の市歴史博物館で開かれている。律令(りつりょう)時代の関連文献など、県内外の博物館が所蔵する貴重な資料約40点を展示している。

 同館によると、鈴鹿関は、不破関(岐阜県)や愛発(あらち)関(福井県)とともに律令三関(さんげん)の1つとされ、都を守る重要な施設だった。789年に廃止され、近世以降は所在地すら不確かになっていったという。

 しかし、2005年に観音山周辺(亀山市関町新所)を調査したところ、律令時代当時のものと思われる瓦が見つかった。市は10年間にわたって観音山周辺を発掘調査したほか、古代から近代にかけての資料を研究し、「鈴鹿関」に関する記録を集めてきた。

 企画展は、鈴鹿関の姿を当時の文献などをもとに紹介する第1部(12月6日まで)と、05年以降の調査結果を発表する第2部(来年1月4日~3月6日)に分けている。

 第1部は、鈴鹿関の登場から廃止、再び注目を集めるまでの資料を時系列に沿って展示。律令時代の鈴鹿関の様子を再現するため、奈良時代に当時の都だった平城京へと運ばれた文書目録「伊勢国計会帳」(東京国立博物館所蔵)の複製や、古代の基本法「養老令」の公的な解釈本「令義解」(いずれも市博物館所蔵)などを集めた。

 同館の担当者は「亀山に縁の深い鈴鹿関のことを知ることができる。ぜひ足を運んで」と呼び掛ける。

 11日~23日には、平城京跡から出土した奈良時代の史料で、巻物状の書類を入れていた文書箱「二条大路木簡」(奈良文化財研究所所蔵)の実物も特別に展示する。火曜休館

 (問)亀山市歴史博物館=0595(83)3000

(堀内敦子)

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