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【愛知】ボルダリング楽しさ知って 21日、豊田で大会

ジャンル・エリア : スポーツ | | 愛知  2015年11月18日

松平地区にはさまざまな巨岩があり、ボルダリングを楽しむ人が増えている=豊田市豊松町で

松平地区にはさまざまな巨岩があり、ボルダリングを楽しむ人が増えている=豊田市豊松町で

 手や足を掛けて岩場や壁を登るスポーツ「ボルダリング」の大会が21日、豊田市松平地区で初めて開かれる。地区の山には巨大な岩が多く、かねて岩登りの愛好家が訪れていた。近年、ボルダリングの室内ジムが増えるなどし競技人気が上昇する中、「地域の資源を活性化につなげたい」と地元の有志が企画した。

 景勝地・王滝渓谷にほど近い山の中には、高さ2~5メートルの巨大な岩がごろごろと並ぶ。穴が開いたような岩があれば、5メートルほぼ垂直な絶壁のような岩、上部がせり出した岩など形はさまざまだ。多くは花こう岩で、表面に凹凸があり、手や足を比較的掛けやすいボルダリングに適した岩だ。

 ボルダリングは、ロッククライミングの一種。ロープを使わずに岩の切れ目などを素手でつかみながら登る。近年、老若男女に人気で、松平地区の岩場も多くの愛好家が訪れている。特に冬場は、積雪が少ないことなどから県外からの挑戦者も。

 30年ほど前から趣味で楽しむ市木町の自営業鈴木俊六さん(63)は「昔は危険なスポーツというイメージで私くらいだったが、近年は人気で多くが訪れる」と話す。

 大会を企画したのは、地区で宿泊施設「マクロビレッジ」を営む池田貴代美さん(42)。宿泊客にクライミング客が多いことから2年前からは月1回、体験会を開いてきた。「競技を普及させて、地域おこしの契機にしたい」と考えた。

 鈴木さんら地元の愛好家をはじめ、市内のジムのスタッフに協力を呼び掛け、大会に向けて新しいコースの整備も始めた。

 豊松町の展望台「梟(ふくろう)ケ城展望台」500メートル四方の人工林には約80個の岩が点在するが、10人ほどが3カ月かけてデッキブラシで岩の表面のこけを取り除いたり、足場を整備したりしてきた。

 大会では、参加者に岩の写真と登頂コースを示した地図を配り、挑戦してもらう。鈴木さんは「ボルダリングの名所として認知され、周辺の自然環境を含め岩の環境も守られるようになれば」と期待する。

 当日は池田さんの宿泊施設でシイタケなど地元グルメを楽しんでもらうほか、初心者向けの体験教室、プロクライマーによる競技の紹介もある。池田さんは「松平の良さを知ってもらう機会にしたい。ボルダリングになじみのない地元の人にも楽しさを知ってもらいたい」と意気込む。

 大会参加費は3000円(ブラシやチョーク、ドリンク付き)。雨天時は、市内3カ所のジムを巡回し競技する。詳細はホームページで。

(作山哲平)

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