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【三重】冷泉「こぶ湯」ひそかなパワースポットに 津・家城神社

ジャンル・エリア : 三重 | 神社・仏閣  2015年12月03日

こんこんと湧く「こぶ湯」の魅力を話す宮司の杉一彦さん(右)ら=津市白山町南家城の家城神社で

こんこんと湧く「こぶ湯」の魅力を話す宮司の杉一彦さん(右)ら=津市白山町南家城の家城神社で

 雲出川のほとりに、いにしえよりこんこんと湧く冷泉がある。津市白山町南家城の家城(いえき)神社にある「こぶ湯」。口に含むと、かすかな硫黄臭が鼻を抜ける。地元だけでなく、名古屋や京都など遠方からも湯を求める人が後を絶たず、ひそかなパワースポットとなっている。

 うっそうと木が茂る神社の敷地の奥。急な石段を降りると、こぶ湯を囲う小さな社が見えた。雲出川がすぐ脇を流れる。11月中旬。平日の午後ながら、空のペットボトルに、湯をためる人の姿があった。

 家城神社によると、こぶ湯は16.3度の冷泉で、湧出量は毎分500ミリリットルほど。泉質はメタホウ酸を含み、かすかな硫黄臭がする。

 湯の存在は古来、地元に知られ、神社によると、8世紀に完成した「日本書紀」にも関連をうかがわせる記述があるという。名前の由来は、体にできるコブの治療に効き目があるから、など諸説がある。

 神社では、こぶ湯を一般開放し、訪れた人が自由にくむことができる。湯を沸かして茶やコーヒーを入れたり、ご飯を炊いたりするなどして利用されているという。

 湯のおいしさから、口コミで人気が広まり名古屋や京都、大阪など遠方から来る人もおり、休日には湯を求めて行列ができることもある。

 神社総代の山本勉さん(71)=同町北家城=は「こぶ湯を飲むと、自然の力のエネルギーを感じる」と、ほぼ毎日、こぶ湯でお茶を沸かして楽しんでいる。宮司の杉一彦さん(68)も「家城神社と言えば、こぶ湯。多くの人に知ってほしい」。ただし、天然に湧く湯のため、飲用に関しては「自己責任の範囲でお願いします」と話している。

 (池内琢)

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