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【石川】現代感覚 洗練の茶空間 20日金沢で「イヴの茶会」

ジャンル・エリア : イベント | 文化 | 石川  2015年12月08日

本番を控え、開発文七さん(右から3人目)の話を聞く若手陶芸家ら=金沢市山の上町で

本番を控え、開発文七さん(右から3人目)の話を聞く若手陶芸家ら=金沢市山の上町で

 400年前に金沢に伝えられた茶の湯を現代の美意識で楽しむ「イヴの茶会」が20日、金沢市本多町3の市立中村記念美術館の旧中村邸や耕雲庵(あん)で開かれる。NPO法人「COOL KANAZAWA実行委員会」が毎年12月に催しているが、作家や茶を愛好する人が交流する場として定着しつつある。

 濃茶席には古美術品を使い、薄茶席は活躍している地元のアーティスト、工芸作家の作品で茶空間をしつらえるのが特徴。9回目の今年も書家の表立雲さん(金沢市)の前衛書を掲げて茶空間を表現し、元金沢美術工芸大教授の板橋広美さんをはじめ地元の陶芸家らの茶碗(ちゃわん)を用いる。

 富山県砺波市の米道正幸さんが黒柿を削って制作した茶杓(ちゃしゃく)、同県高岡市の畠山耕治さんが青銅で作った建水や薄茶器も使う。ハープ奏者の平尾祐紀子さん(金沢市)のミニコンサートも予定されている。

 参加する作家の交流も生まれつつある。11月下旬には、松永圭太さん(金沢市)ら金沢卯辰山工芸工房の研修生ら7人が長年作陶する2代開発文七さんを同市山の上町のギャラリーに訪問。開発さんは茶碗作りを「知的で創造的な遊び」と表現し、失敗を多く体験し、本物の作品を見ることの大切さを強調する。

 当日の棒茶席では、赤地径さん(金沢市)、岩崎晴彦さん(石川県内灘町)、田辺京子さん(同)ら気鋭の陶芸家が茶を提供しながら来場者と触れ合う。

 アートディレクターで、実行委事務局長の岡本恭子さん(同)は「現代の美意識の中でお茶の世界を堪能してもらえればうれしい」と話している。

 濃茶、薄茶、懐石弁当、棒茶、コンサートを楽しめるコースは1万2000円。薄茶、棒茶、コンサートは4000円。

 問い合わせは、中村記念美術館内の友の会=電076(221)0751=へ。メールはinfo@coolkanazawa.com (沢井秀和)

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