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【静岡】早咲き日本一「土肥桜」 30日に初祭り

ジャンル・エリア : まつり | | 静岡  2016年01月15日

濃いピンク色に染まり、満開を迎えた万福寺の土肥桜=14日、伊豆市土肥で

濃いピンク色に染まり、満開を迎えた万福寺の土肥桜=14日、伊豆市土肥で

 伊豆半島西海岸の伊豆市土肥(とい)地区で、ご当地桜の土肥桜が例年より2週間以上早く満開になった。2月に大勢の花見客でごった返す河津桜(河津町)や、日本一の早咲きをアピールするあたみ桜(熱海市)といった東海岸の桜に知名度では及ばないものの、今季は30日に初のイベント「土肥桜まつり」を開き、「早咲き日本一」に名乗りを上げる。

 土肥温泉街北側の万福寺では、青空の下、開花状況の基準とされる樹齢50年以上の土肥桜の枝に、濃いピンク色の花がところ狭しと咲いている。御殿場市から訪れた南雲勲夫さん(77)は「人が多くてにぎやかな河津桜と違ってじっくり見られる。花も小さくてかわいい」と一足早い春を感じていた。

 伊豆市観光協会土肥支部によると、過去20年で最も早い満開で、暖冬の影響とみられる。

 土肥桜は、河津桜より色が濃く、あたみ桜と同時期に開花するのが特徴。伊豆市八木沢に自生していたとされる寒緋桜系の雑種で、1958(昭和33)年ごろに見つかり、地区内に広まった。

 ただ、花見を楽しめる木は300本と少なく、主な見どころも5カ所に分散。名所といえる場所がなかったこともあり、早咲き日本一をアピールしてこなかった。

 そこで名所をつくろうと、土肥地区の地元住民や市観光協会土肥支部などは、4年ほど前から積極的に植樹を進めるなど取り組んできた。30日は、地区の中心にあり、見どころの一つである松原公園を会場に、のぼり旗を立てて桜のまちを演出。見どころを紹介した桜マップも用意する。

 熱海市によると、あたみ桜は一部見頃を迎えているが、満開はまだ。伊豆で最も早いとみられる土肥桜の満開に、伊豆市観光協会土肥支部の山田伸次事務局長(48)は「これからは早咲き日本一を前面に出していきたい」と自信を深めている。

 万福寺以外の土肥桜は5分咲きで、見頃を迎えている。2月上旬まで楽しめるという。

(山田晃史)

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