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【石川】大曲や小書を上演 金沢能楽会の「別会能」

ジャンル・エリア : 文化 | 石川 | 芸術  2016年02月29日

(上)能「正尊」の一場面。左の役者は荒技「仏倒れ」を見せている=1999年9月5日(下)白一色のいでたちで登場する能「葛城」の前シテ=2007年12月2日、いずれも県立能楽堂で

(上)能「正尊」の一場面。左の役者は荒技「仏倒れ」を見せている=1999年9月5日(下)白一色のいでたちで登場する能「葛城」の前シテ=2007年12月2日、いずれも県立能楽堂で

4月3日県立能楽堂

 定例能ではめったに出ない大曲や小書(替えの演出)物を上演する金沢能楽会の「別会能」が4月3日、金沢市石引4の県立能楽堂で催される。前売り券(一般1万円、30歳以下の学生4000円、当日500円高)の販売が始まっている。

 上演されるのは能「葛城~神楽」「正尊」「乱」、狂言「茶壺」、仕舞「春日龍神」。うち正尊は、十数人が舞台狭しと戦闘シーンを繰り広げる。切られた武士役が、体を真っすぐにしたまま後ろへ倒れる“仏倒れ”という荒技も見られる。

 物語は、頼朝の密命を受けた正尊が、義経殺害のため都を訪れるが、計画が発覚し、戦闘の末、捕らえられてしまう。襲撃前に、目的を偽るため、義経の前で起請文を読み上げる場面は、重い習物とされる。

 葛城は「神楽」の小書で演じられ、通常の序ノ舞が、七つユリという神がかった旋律が入る総神楽の舞に変わる。雪深い山中が舞台で、前シテは白一色の装束で登場する。乱は能「猩々」の特別演出で、緩急に富んだ舞を舞う。能といえばすり足だが、波の上を歩くような足使いも見どころ。こちらは全面赤の装束だ。

 前売り券は最寄りの能楽師か県立能楽堂内の金沢能楽会=電076(255)0075=へ。 (室石和夫)

 主な出演の皆さん。

 葛城~神楽=シテ渡辺茂人、ワキ宝生欣哉▽正尊=シテ(正尊)佐野由於、ワキ(弁慶)殿田謙吉、義経島村明宏、静御前松田脩▽乱=シテ松田若子、ワキ苗加登久治▽茶壺=シテ野村万蔵▽春日龍神=シテ宝生和英宗家

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