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【愛知】棒の手、18年ぶりに名城大会 27日、県内13保存会集う

ジャンル・エリア : イベント | 愛知 | 文化  2016年03月08日

勇壮な棒の手を披露する尾張旭市棒の手保存会のメンバー=名古屋市南区で

勇壮な棒の手を披露する尾張旭市棒の手保存会のメンバー=名古屋市南区で

 500年以上の伝統があるという県指定無形民俗文化財の武術「棒の手」を受け継ぐ県内13の保存会が一堂に会し、27日に名古屋城(名古屋市中区)で18年ぶりに名古屋城大会を開く。次世代への継承が課題となる中、大舞台で演技を披露して魅力を発信し、機運を高めるためだ。

 棒の手は愛知、岐阜両県などで伝わる。由来は諸説あるが、戦国時代に城主が農民に教え、合戦の準備に利用したともいわれる。

 1対1のほか、一人が複数の敵を相手に「ヤー」などと大きな声を上げ、危険な真剣勝負を型として再現する。なぎなたや棒、やり、太刀、鎖かま、十手などで相まみえる場面は見応えがある。

 愛知県では1956(昭和31)年から、各地に伝わる流派を受け継ぐ保存会ごとに県無形民俗文化財に指定された。

 県棒の手保存会連合会によると、現在は県内に支部として13保存会がある。ただ、高度経済成長期の昭和40年代に総勢1000人ほどいたメンバーも今では多くみて約500人と半減。継承のため、特に若いメンバーの確保が必要となっている。

 名古屋市南区の「神影流 桜棒の手保存会」は、小学2年生から73歳までの35人でつくる。2月14日に開いた設立60周年記念碑の除幕式で、子どもが増えたことに参加者から「心強い」との声が寄せられた。「東軍流 尾張旭市棒の手保存会」が熟練した勇壮な演技を披露し、周年を祝った。

 98年以来の大会は午前9時半から午後3時ごろまで。尾張6支部(江南、春日井、守山、長久手、尾張旭、南区桜)と三河7支部(豊田の2支部、藤岡、足助、三河、安城、西尾)の約300人が出演する。主催する連合会の塚本勝副会長(67)=尾張旭市=は「城というこれ以上ない舞台で多くの人に魅力を堪能してもらい、担い手確保につなげたい」と話す。

 (室木泰彦)

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