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【富山】三島の自筆はがき公開 富山「隠し文学館」が企画展

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 芸術  2016年03月16日

三島由紀夫の自筆はがきなども展示された企画展=富山市向新庄町で

三島由紀夫の自筆はがきなども展示された企画展=富山市向新庄町で

 三島由紀夫文学館として知られる富山市向新庄町の「隠し文学館 花ざかりの森」で、企画展「新資料でよみがえる三島由紀夫展IX」が開かれている。三島の自筆はがきなど新資料が公開され、ファンの注目を集めている。

 企画展の副題は「三島、決断の時-『盗賊』から『仮面の告白』へ-」。三島は執筆活動に入った直後の1949(昭和24)年、出版社のアンケートで業績を問われ、短編集「宝石売買」などを挙げているが、同館がこれを明記した返信はがきを新たに収蔵し、公開している。

 三島の長編第1作は、恋する相手に捨てられ自殺を決意した男女が出会い、結婚式の当日に心中するという小説「盗賊」。推敲(すいこう)を重ねた労作だったが、世評は厳しかった。

 代表作となる長編第2作「仮面の告白」は、この時点では未発表。三島は「盗賊」について、後に「完成の喜びはなかった」と自ら断じているほどで、同館の杉田欣次館長は「アンケートの時点で業績に挙げなかったことが、その証し」と指摘する。「盗賊」や「宝石売買」「仮面の告白」などの初版本も展示しており、初期の三島文学について考える上で興味を引く。

 企画展は21日まで。問い合わせは、同館=電076(413)6636=へ。

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