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【石川】古き良き時代 ここに 東山にゲストハウス 15日OPEN

ジャンル・エリア : まちおこし | 石川  2016年04月13日

古民家をゲストハウスに改修し、15日から営業を始める浦崎周治さん=金沢市で

古民家をゲストハウスに改修し、15日から営業を始める浦崎周治さん=金沢市で

帰郷の浦崎さん 築40年民家改修

 金沢市宝町出身の浦崎周治さん(57)が東京でのサラリーマン生活に別れを告げて帰郷し、ひがし茶屋街がある東山1丁目でゲストハウスの運営を始める。民家の改修が終わり「情緒豊かな金沢の日常に触れてもらい、何度も訪れてほしい。ここが拠点になれば」と期待する。(松瀬晴行)

 高校まで金沢で暮らし、大学から東京へ。スポーツ用品などを扱う会社に勤務し、海外ブランド製品のライセンス販売業務を担当。中国、台湾、ドイツなどを行き来し「言葉は通じなくても楽しい経験をさせてもらった」と振り返る。

 定年後のことはあまり考えていなかったが、北陸新幹線の開業が転機に。「観光客でにぎわう金沢で、何かやるなら今しかない」と早期退職を決意した。

 昨秋、不動産物件情報で東山にある空き家の存在を知った。茶屋街は団体の観光客でにぎわうが、少し離れた通りでは少人数でそぞろ歩きを楽しむ姿を目にした。近くに住む知人女性らから話を聞くうち、地域の歴史を知り魅力を感じた。朝晩の独特の静けさも気に入った。

 古民家を購入し、地元住民にゲストハウス開設の思いを伝え、同意を得た。市保健所の認可が得られ、年明けから改装に入った。

 築40年余の木造2階建て110平方メートル。ゲストルームは和室と洋室の計5室で、最大20人が宿泊できる。洋室のドミトリー(相部屋)は天井が高く開放感がある。ゲストハウスの名称はイタリア語で星を意味する「ステラ」に決めた。

 2人の息子は大学を卒業して独立。都内に妻と大学4年の長女を残し、ゲストハウス内での生活を始めた浦崎さん。「玄関を開けていると近所のおばちゃんたちが声を掛けてくれる。古き良き時代の人と人のつながりが、ここには今も残っている」と目を細める。

 古い町家への案内や座禅などの日本文化の紹介にも努めるつもり。営業は15日から。相部屋は1人3000円から、個室は7000円から。問い合わせは、ステラ=電076(204)9858=へ。

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