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【三重】“生きた化石”赤ちゃん人気 名張の郷土資料館

ジャンル・エリア : 三重 | 展示 | 生き物  2016年04月14日

飼育されているオオサンショウウオの幼生。生後半年~1年で、体長は5~10センチ程度=名張市郷土資料館で

飼育されているオオサンショウウオの幼生。生後半年~1年で、体長は5~10センチ程度=名張市郷土資料館で

 名張市内の河川で国の特別天然記念物「オオサンショウウオ」の幼生が捕獲され、安部田の市郷土資料館で公開飼育されている。同種の幼生が見られるのは全国でも希少。飼育ビンの中をゆっくりと動き回る様子が「小さくて、かわいらしい」と来館者にも人気だ。

 捕獲されたのは、生後半年~1年の31匹。体長5~10センチほどで、1月の生息調査の際に、宇陀川へ通じる阿清水川で見つかった。川の底に堆積していた葉や石の隙間に隠れていたという。

 担当者は「一度にこれほど多く見つかるのはまれ。間近で見られる機会も珍しいので、ぜひ足を運んで」と呼び掛けている。

 資料館によると、市内の河川には全国的にも珍しい日本の固有種が生息している。しかし、1970年代に国内に食用として輸入された外来種「チュウゴクオオサンショウウオ」との交配が河川で進んでいる。

 河川の固有種の保護のため、市教委は不定期に生息状況の調査をし、見つかった交雑種を取り除いている。今回捕獲した幼生も、専門機関でDNAを調べて固有種か交雑種かを判定する。固有種なら見つけた場所へ戻す。

 交雑種は成長するまで資料館で引き続き飼育する。成長したら隣接の旧錦生小プールに移して寿命を全うするまで育てるという。

 入館無料。開館時間は午前9時半~午後4時半。入館は午後4時まで。月曜、木曜は休館。(問)市郷土資料館=0595(64)7890

 (植木創太)

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