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【三重】東日本大震災の教訓伝える 尾鷲で松浦さん写真展

ジャンル・エリア : 三重 | 展示  2016年05月10日

被災直後を記録した写真の説明をする松浦さん=尾鷲市向井の県立熊野古道センターで

被災直後を記録した写真の説明をする松浦さん=尾鷲市向井の県立熊野古道センターで

 東日本大震災発生直後から被災地に通い続ける松阪市下村町の作家松浦良代さん(68)の写真展「東日本大震災。伝える展」が、尾鷲市向井の県立熊野古道センターで開かれている。宮城、岩手、福島の3県で撮影した250枚を展示している。19日まで。

 震災から5年がたつ中、被災直後の悲惨な現場を見ることで南海トラフ巨大地震で津波浸水域にある尾鷲市民に防災意識を高めてもらおうと企画した。

 宮城県石巻市や岩手県大船渡市など、被害の大きかった地域の2011~12年の状況を紹介。倒壊、横転した家々や、がれきの山と化した街並みが地震、津波の脅威を感じさせる。原発事故のあった福島県には13~15年に訪れ、立ち入り禁止区域が残り、人けのない街の様子を捉えた。

 一方で炊き出しに奮闘する自衛隊員や、運動会などの学校行事を楽しむ子どもたちも写し、復興を願って前を向く姿を伝えている。

 今年3月までに計17回被災地を訪れ、知り合った人の家に宿泊しながら被災者の声に耳を傾けてきた松浦さん。「津波は根こそぎ奪う。防げないが、物にとらわれず逃げれば命は助かる」など、同じ目に遭う人を増やしたくないという彼らから預かった教訓を伝えることが、被災地に赴いた自分の使命だと感じている。「南海トラフは遅かれ早かれ起きる。夜はどう逃げるかなど、あらためて考えてみてほしい」と話している。

(小坂亮太)

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