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【滋賀】屏風絵や書状で紹介 企画展「賤ケ岳合戦と羽柴秀吉」

ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 近畿  2016年05月11日

7本槍の活躍ぶりなども描かれている「賤ケ岳合戦図屏風」=長浜市の長浜城歴史博物館で

7本槍の活躍ぶりなども描かれている「賤ケ岳合戦図屏風」=長浜市の長浜城歴史博物館で

 長浜市の長浜城歴史博物館は、企画展「賤ケ岳合戦と羽柴秀吉」を2階展示室で開いている。豊臣秀吉が柴田勝家を破って全国平定に踏み出した合戦を、屏風(びょうぶ)絵や書状などを通じて紹介する。同じ会場では「長浜ゆかりの五月人形展」や、上杉家重臣・直江兼続の書状「直江状」の特別公開を併催している。

 本能寺の変があった翌年の1583年、織田信長の後継を巡って余呉湖一帯であった合戦で、勝った秀吉が地位を不動にした。合戦が今の暦で5月後半に当たるのに合わせた企画展で、大半が同館所蔵の19点を並べた。

 江戸中期の「賤ケ岳合戦図屏風」は、「大阪城天守閣本」を写したとみられ、加藤清正ら「賤ケ岳七本槍(やり)」の活躍ぶりも描かれている。城やとりでが、大阪城本よりも実景に近い描かれ方がされている点が特徴という。

 長浜城にいた秀吉が、前線を任せた弟秀長に合戦直前に送った書状では、布陣の注意点や敵方の動きについての見解を与えている。ほかに清正が所持したとされる槍を紙に写し取った「伝加藤清正所持十文字槍押形」なども並べた。

豊臣秀吉(左)と加藤清正を一組にした五月人形=長浜市の長浜城歴史博物館で

豊臣秀吉(左)と加藤清正を一組にした五月人形=長浜市の長浜城歴史博物館で

 五月人形展では、五月飾りや錦絵など14点を展示。明治時代に作られた秀吉、清正の五月人形は、長浜市内の旧家から寄贈された一品。有名な武将をモデルにした人形は江戸時代中ごろから増え、両者を一組にした作品は多いという。

 同館の担当者は「賤ケ岳合戦関連の企画展を、所蔵品でできるのはほかになく、多くの人に見てもらいたい」と話している。

 29日まで。期間中は無休。大人400円、小中学生200円。長浜、米原市の小中学生は無料。(問)同館=0749(63)4611

(鈴木智重)

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