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【石川】志賀・いこいの村 カキツバタ この美しさ 今年限り

ジャンル・エリア : 石川 |   2016年05月11日

紫色の花を付け始めたカキツバタ=志賀町のいこいの村能登半島で

紫色の花を付け始めたカキツバタ=志賀町のいこいの村能登半島で

維持管理困難で苦渋の決断

 志賀町のいこいの村能登半島で、紫色のカキツバタの花が咲き始めた。今週末から月末にかけて見頃を迎える見込みだが、維持管理が年々難しくなっており、楽しめるのは今年が最後になる。石田秀彦副支配人(47)は「今年で終えざるを得ない状態。まだまだ多くの問い合わせがある中、苦渋の決断だ」と寂しさをにじませる。(榊原大騎)

 3000平方メートルの敷地に3万株のカキツバタが育つ同所。創業から3年後の1981年、金沢市の兼六園から8000株を分けてもらい、県の補助を得て始めた。その後は県内外から訪れる人を楽しませようと、独自に株数を増やしてきた。

 しかし、水生植物のカキツバタを育てるには難しい環境だった。同所にはわき水がないため雨水に頼るしかなく、春と夏に雑草を抜く作業の担い手確保は難航。20年ほど前からはザリガニによる被害が出始め、今では花を咲かせる株は全盛期の半分にまで落ち込んだ。

 存続を望む声は多いものの、かさばる費用に対し、ついに経営判断が下された格好となる。石田副支配人は「カキツバタはいこいの村のシンボルだっただけに残念。お客さまを楽しませられる跡地利用を考えていきたい」と名残惜しそうに話していた。

 今年は例年より1週間ほど早い3日ごろに開花。10日には小雨に潤いを与えられ、りりしく咲き誇っていた。

 問い合わせは、いこいの村能登半島=電0767(32)3131=へ。

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