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【富山】氷見・蓮乗寺500年受け継ぐ 「日蓮上人坐像」 28日初の公開

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 文化 | 神社・仏閣  2016年05月25日

500年にわたり保存され、初めての修復を終えた「日蓮上人坐像」=氷見市朝日本町の蓮乗寺で

500年にわたり保存され、初めての修復を終えた「日蓮上人坐像」=氷見市朝日本町の蓮乗寺で

市文化財、修復終え

 氷見市朝日本町の日蓮宗・蓮乗寺が昨年から行ってきた市文化財の木像「日蓮上人坐像(ざぞう)」の修復が終わり、同寺が28日に初めて一般公開する。これまで檀家(だんか)しか見ることができなかった。

 坐像には永正五(1508)年作の銘があるが、作者は不詳。約500年にわたり寺が受け継いできた。高さ21センチで、1本のヒノキから彫り上げた後、像を縦に2つに割り、中をくりぬき再び貼り合わせる構造。

 修復は京都市の美術院国宝修理所に委託。はがれた顔の彩色をにかわやふのりで整えたほか、欠損していた左手の指先をヒノキで補い、体の接続部の緩みや隙間をにかわや漆で強化した。費用140万円のうち市が文化財保存事業として70万円を補助した。

 公開に合わせて寺は、所蔵する長谷川等伯と養父宗清の合作とみられる仏画「宝塔絵曼荼羅(ほうとうえまんだら)」(室町時代末期)、豊臣秀頼筆の書(1604年)も展示する。市文化財の梵鐘(ぼんしょう)での鐘つき体験も実施する。

 福井教純住職(54)は「災害や戦火の下、500年間守り続けてきた像は寺の宝物。多くの方に地元の文化財を知ってほしい」と話している。28日は本堂で、午前10時からと午前11時からの2回、30分ずつ公開する。入場無料。 (高島碧)

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