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【福井】夏到来、ハスが見頃 南越前町の公園

ジャンル・エリア : 福井 | 自然 |   2016年06月28日

美しい大輪を咲かせる花ハス=南越前町の花はす公園で

美しい大輪を咲かせる花ハス=南越前町の花はす公園で

 130種類のハスが栽培されている南越前町中小屋の「花はす公園」で、半数以上の69品種が咲き誇り、一部は見頃を迎えた。27日は新たに8品種が開花し、早朝からカメラマンが訪れた。

 町観光まちづくり課によると、見頃を迎えたのはミセススローカムなど早い時期に開花する品種。人気の大賀ハスなども咲き始めるなど、暑さが増すごとに開花が進んでいる。園内全体の見頃は7月初旬になる見込み。

 公園では7月31日まで「はすまつり」を開催。計3万3000平方メートルの池などには開花時期が遅い品種もあるため、期間を通して花が楽しめる。毎週土、日曜日にはハスの葉と茎を使って飲み物を飲む「象鼻杯(ぞうびはい)」などの催しがある。

◆「復興ハス」いじらしく

 東日本大震災後に福島県で約50年ぶりに発芽して白い花を咲かせ、「復興ハス」とも呼ばれる花ハス「萬歳楽蓮(まんざいらくれん)」が、南越前町の「花はす公園」で開花し、注目を集めている。

 町観光まちづくり課などによると、萬歳楽蓮は福島県国見町に自生していた花ハスで約50年前に姿を消したとされていた。福島での発芽は、震災で花ハスが自生していた池に地割れが起こり、その影響で地中に埋まっていた種子が発芽したとみられている。品種名は、地元などで地震の際に被害を避けるために唱えられる呪文「マンザイラク」に由来し、震災後に付けられた。復興のシンボルの1つになっている。

 花はす公園の萬歳楽蓮は民間団体「蓮(はす)文化研究会」(東京)を通じて2014年に根を分けてもらった。15年は花が咲かなかったが、今年は4つのつぼみを確認。うち1つが24日に開花した。開花期間は4日間とされ、この花の見頃は27日までとみられる。残り3つはまだ開花しておらず、つぼみの状態から7月初旬の開花が見込まれるという。

分根されたものでは全国で初めて咲いた「萬歳楽蓮」の花=南越前町の花はす公園で

分根されたものでは全国で初めて咲いた「萬歳楽蓮」の花=南越前町の花はす公園で

 蓮文化研究会によると、萬歳楽蓮は東京都と埼玉県の計3カ所にも分根したが花が咲いたのは花はす公園が初。同研究会は「ほかの3カ所より大きな鉢に入っていると聞いている。根がしっかりするため、花が咲いたのでは」と推測する。

 町観光まちづくり課主査の高嶋清智さん(47)は「花を見て、被災地のことを改めて思うきっかけにしてほしい」と話す。

 (山内道朗)

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