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【愛知】空き家利用し11日に手作り映画祭 豊田・稲武の夫妻企画

ジャンル・エリア : まちおこし | 愛知 | 芸術  2016年08月09日

映画祭を開く旧稲武商工会館前で来場を呼び掛ける松島さん夫妻と子どもたち=豊田市稲武町タヒラで

映画祭を開く旧稲武商工会館前で来場を呼び掛ける松島さん夫妻と子どもたち=豊田市稲武町タヒラで

 空き家となった旧稲武商工会館(豊田市稲武町タヒラ)を、「1日映画館」として利用した住民手作りの映画祭が、11日に開かれる。同町でカフェ「ヒトトキ」を営む家具製作技能士の松島周平さん(40)、建築士の知美さん(37)夫妻が中心となって運営。過疎化が進む稲武の観光振興にもつなげたい考えだ。

 2人は大の映画好きで、映画祭の構想を10年前から練っていた。昨年10月に商工会が豊田市役所足助支所に移転したのをきっかけに、使われなくなった建物で実行した。

 当日は、大会議室だった部屋を会場に、もともと備え付けられていた横3メートル、縱2.4メートルのスクリーンを利用。暮らしや移住、食をテーマにした1時間前後の映画を、3作品上映する。

 玄関を入ってすぐの場所には、豊田産の木材で2人が手作りしたベンチやいすを用意。コーヒーなどの飲み物やポップコーンといった軽食の販売もあり、来館者は木の温かみを感じながら休憩できる。

 建物は木造3階建てで1955年に建てられた。2階の窓にはツタがかかり、レトロな雰囲気と相まって情緒を感じさせる。立地するのは、かつて長野に向かう車で活気にあふれた町の目抜き通りだったが、中央自動車道の開通や、通りと並行する国道153号の影響で交通量が減った。

 人口減少も進み、2005年の豊田市への編入以降、人口は2割減って2500人を切った。稲武商工会の松井弘光さん(55)は「住民の方が自発的に動いてくれるのはありがたい。映画祭が稲武に足を運ぶきっかけになれば」と期待する。

 「稲武で映画を見て1日町を歩いて楽しんでほしい」と話す知美さん。地域の活性化を目指し、建物のさらなる利用も模索する。

 鑑賞料は1作品1200円。(問)松島さん=0565(83)1008

 (森本尚平)

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