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【長野】ご来光ツアー 長野県白馬村

ジャンル・エリア : | 温泉 | 甲信越 | 自然  2016年09月01日

北尾根高原でオレンジ色に染まる白馬の山々をバックに日の出を待つ人たち

北尾根高原でオレンジ色に染まる白馬の山々をバックに日の出を待つ人たち

三山眺めパワーもらう

 長野県白馬村の白馬八方北尾根中腹にある北尾根高原で、この夏から本格的に始まった「ご来光ツアー」に参加した。白馬八方尾根スキー場北側にあるリフト1本で、白馬三山が間近に望める同高原まであっという間に到着する。天候に恵まれれば、空が燃え上がるように赤く染まるモルゲンロート(朝焼け)を見ることができる。

 まだ暗い午前4時すぎ、眠い目をこすりながら白馬八方バスターミナルで受け付けをしてバスに乗車した。30人近い参加者は女性が多く、5分で北尾根クワッドリフト乗り場に到着し、リフトに乗った。月明かりが山々を照らし、無風で、まだ眠ったままの山の懐に入っていくような感覚だった。

 9分で標高1200メートルの北尾根高原に到着した。白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ケ岳)の山肌が月明かりに照らされ、稜線(りょうせん)には、登山者のヘッドライトの明かりが見え隠れする。気温は13度で、少し肌寒い。日の出は同5時15分ごろで、白馬の山々とは反対の戸隠方向から昇るという。熱いコーヒーを飲みながら、東に向かって立ち尽くす。

 背後の白馬三山がオレンジ色に染まった。「うわー、燃えるようなすごい色彩」と女性たちが声を上げた。さあ、次は御来光だ。雲海の向こうが徐々に明るくなり、参加者のシルエットが延び、肩を寄せ合うカップルもいる。さあ、という時だった。下から雲がわき上がり太陽を遮ってしまった。この日は御来光を拝むことができなかった。

天然水素を多く含む高アルカリ温泉「おびなたの湯」の露天風呂につかる男性=いずれも長野県白馬村で

天然水素を多く含む高アルカリ温泉「おびなたの湯」の露天風呂につかる男性=いずれも長野県白馬村で

 東京から来た30歳代の女性は「澄み切った空気の中、朝日に照らされる白馬の山々を眺められただけでも十分。パワーをもらいました」と話していた。北尾根高原テラスで「おかゆ定食」の朝食をとり、リフトに乗って山を下りた。ゲレンデはススキが揺れて秋の気配が漂っていた。同リフトは日中も運行していて、高原で高山植物を眺めたり、温泉に入ったり、ハンモックで寝そべったりとのんびりできる。

 ツアーの温泉券を利用して、白馬大雪渓の入り口に近い「おびなたの湯」の露天風呂につかった。白馬八方温泉の1つで、湯は天然水素を多く含む高アルカリ温泉で、美肌と老化防止に効果があるという。蚊帳を思わせる虫よけのネットに覆われた湯船にひのきがさをかぶってつかった。瀬音を聞きながら、腕をさするとぬるぬる。この温泉の「つるつるたまご肌」のキャッチコピーに納得した。

 (柳沢研二)

 ▼メモ ご来光ツアーは今回利用した往復リフト、朝食、温泉券が付くAプランが3000円、往復リフトのBプランが2200円。いずれもガイド付き。実施は3、4、10、11、17~25日、10月1~10日。前日までに要予約。同リフトの日中営業は10月30日まで。往復800円。八方尾根開発(電)0261(72)2715。名古屋発などで1泊2日の「ご来光バスツアー」もある。白馬村のほか、安曇野市、小布施町(散策)、中野市(リンゴ狩り)なども巡る。名阪近鉄カッコーセンター(電)052(563)7500

(中日新聞夕刊 2016年9月1日掲載)

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