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【三重】阿児で15、16日「安乗人形芝居」 中学生ら練習に熱

ジャンル・エリア : 三重 | 文化 | 歴史  2016年09月09日

本番に向けて練習に熱が入る生徒たち=志摩市阿児町安乗の安乗神社で

本番に向けて練習に熱が入る生徒たち=志摩市阿児町安乗の安乗神社で

 志摩市阿児町安乗の安乗神社で15、16の両日、国重要無形文化財の「安乗人形芝居」が上演される。本番が迫り、出演する安乗中学文楽クラブの生徒たちはいっそう練習に熱が入っている。

 「目線を合わせて」「脚をもっと前」。指導する安乗人形芝居保存会のメンバーらの声にも力が入る。生徒たちは8月下旬から本番と同じ舞台で練習に励んできた。

 人形は1体10キロを超すものもあり、3人1組で操る。頭や手、脚などをそれぞれが担当し、息を合わせて動かす。三味線と語りも生徒が担っている。クラブは毎年4月ごろに生徒を募集し、今年は1~3年生の17人が集まった。5月から練習を始め、夏休みも2日に1回のペースで取り組んできた。

 1年から出演している文楽クラブ部長(3年)は「練習を始めた時は人形の重さで腕が震えたが、だんだん力も付いてきた。今年が最後になるので悔いのないように練習し、来てもらった人に感動してもらいたい」と話す。保存会の浅井弘之会長(70)も「立派にできている。あとは自信を持ってやるだけ」と太鼓判を押す。

 上演する演目は、昨年と同じ「鎌倉三代記 三浦之助母別れの段」。戦場で負傷した武士三浦之助が病気の母親を一目見ようと自宅に戻るが、顔を合わさず忠義を説かれる。死を覚悟して戦場に戻ろうとするが、母を看病している時姫が引き留め、そのはざまで葛藤する姿を描く。

 安乗人形芝居は両日とも午後6時半開演。入場無料。15日は文楽クラブのほか、安乗小学校5、6年生が「勧進帳」、保存会が「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」と「生写朝顔話 大井川の段」を上演する。16日は保存会が「日高川入相花王 渡し場の段」「壷坂観音霊験記 沢市山の段」「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」の3演目を披露する。

 (安永陽祐)

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