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【石川】ヴェネチアンの優美 能登島ガラス美術館作品展

ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 石川 | 芸術  2016年09月15日

シカをかたどった精巧なガラス作品に見入る観覧者=石川県七尾市の県能登島ガラス美術館で

シカをかたどった精巧なガラス作品に見入る観覧者=石川県七尾市の県能登島ガラス美術館で

 イタリア北東部のベネチアで発達し、16世紀以降に欧州各国や日本に広まった優美なガラス作品を紹介する「ヴェネチアン・グラス~美しきガラスへの憧憬(しょうけい)~」展が、石川県七尾市能登島向田町の県能登島ガラス美術館で開かれている。

 ガラス美術館が、ベネチアの生産地ムラノ島になぞらえて能登島に誕生し、今年で開館25周年を迎えたのを機に、かつては王侯貴族に愛され、今でも人気の高いヴェネチアン・グラスの魅力と影響をたどる特別展を企画した。

 出品作は、ヴェネチアン・グラスの特徴の細かいレース模様を施した大ぶりのゴブレットや高度な技法でマストをかたどった船形の水差し、ステム(脚)に気泡を閉じ込めたゴブレットなど、16世紀から19世紀までの39点。

 南蛮貿易で持ち込まれた日本ゆかりの作品としては、細い飲み口がアサガオのつる状になった杯、胴部がおおらかにカーブしたとっくりなどを展示。金彩で花綱文を描いた紫色のガラス瓶など国内でのお披露目は初めての作品もある。

 担当学芸員の竹本加奈さんは「栄光のヴェネチアン・グラスの輝きと造形美を見ていただきたい。模倣から生まれた各国の独自性を比べてみるのも面白い」と話している。

 11月20日まで。9月20日、10月18日、11月15日休み。観覧料は高校生以上800円、中学生以下無料。問い合わせは、同美術館=電0767(84)1175=へ。 (鈴木弘)

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