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【富山】兵士が撮った日中戦争 反戦の写真50点 新総曲輪で展示

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 歴史  2016年09月21日

戦争の悲惨な現実を伝え、反戦を訴える写真展=県民会館で

戦争の悲惨な現実を伝え、反戦を訴える写真展=県民会館で

 戦争の真実を伝え、反戦を訴える写真展「日本兵が撮った日中戦争」が20日、富山市新総曲輪の県民会館で始まった。日中戦争当時、日本軍の写真班として中国各地に赴いた兵士が撮った現地の写真50点が22日まで並んでいる。

 撮影したのは、1937年から3年間にわたって中国に滞在した日本陸軍兵たん自動車第17中隊写真班の故村瀬守保さん(東京都出身)。写真展は村瀬さんの写真展実行委員会が企画し、これまで全国十数カ所で展覧会が開かれている。今回は日中友好協会富山支部が中心となって準備を進めた。

 写真は、撮影場所や状況などの説明書きとともに展示。「物乞い」と題した写真には、物資不足の中、足を失った人が路上でかごを通行人に差し出しながら苦しそうな表情を浮かべ、説明書きに「戦争で一番被害を受けるのは、社会的弱者の身体障害者ではないか」とつづられている。日本軍に虐殺された中国人、日本軍の慰安所といった写真も並ぶ。

 来場した富山市の林邦穂さん(75)は「戦中のことは忘れていたが、父親が戦争から戻り敬礼していたのを思い出した。当時はやはり恐ろしかった」と、戦争のかすかな記憶をたどっていた。入場料300円。 (向川原悠吾)

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