【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【愛知】手作り甲冑、ドアラも登場 一宮の同好会が作品展

【愛知】手作り甲冑、ドアラも登場 一宮の同好会が作品展

ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 歴史  2016年10月04日

ずらりと並んだ迫力のある手作り甲冑を眺める桑原さん(手前)=一宮市木曽川町黒田の木曽川資料館で

ずらりと並んだ迫力のある手作り甲冑を眺める桑原さん(手前)=一宮市木曽川町黒田の木曽川資料館で

 退職した西尾張の歴史好きたちが、段ボールや厚紙など身近な材料で甲冑(かっちゅう)作りに取り組んでいる。昨年、発足した「一宮甲冑作り同好会」。同市木曽川町の木曽川資料館での作品展に中日ドラゴンズのマスコットキャラクター「ドアラ」をモチーフにした甲冑を出展した代表の桑原紀保さん(73)は「子どもたちが歴史に興味を持つきっかけに」との願いを込めた。

 会員は一宮市と北名古屋市の65~75歳の6人。山内一豊や浅野長政ら尾張地方にゆかりのある武将や歴史を研究する仲間で、「武将の力強さや迫力を感じてほしい」と数年前から甲冑作りに取り組んでいる。

 紙型をもとに段ボールや厚紙を切り、黒や朱色など甲冑の色に合わせた布をはる。腕の部分には和風柄の布を縫いつけて風情を出す。胴回りの穴に一本一本ひもを通して彩りをつけるなど細かな作業が多く、完成までに半年から1年近くかかる。作品展で展示された12点は完成度が高く、光沢などまるで本物の仕上がりだ。

 だが、その完成度の高さが災いした。1年ほど前、桑原さんが自作の甲冑を家に置いていたところ、家を訪れた3歳の孫が怖がって泣きそうになり、近づかなくなった。

子どもたちが歴史に興味を持つきっかけにと作った「ドアラ甲冑」=一宮市木曽川町黒田の木曽川資料館で

子どもたちが歴史に興味を持つきっかけにと作った「ドアラ甲冑」=一宮市木曽川町黒田の木曽川資料館で

 「甲冑の魅力は迫力。子どもたちにも知ってほしいが、寄り付かなくては意味がない」。子どもでも楽しめるような甲冑を作ろうと考えたのが、地元でよく知られていて人気のあるドアラだった。

 ドアラ甲冑は全長約140センチ。全身鮮やかなブルーで、かぶとと両袖に球団の竜のマークを付けた。太ももを守るための「佩楯(はいだて)」には野球ボールをデザイン。靴も風呂場用のブーツを使い、スニーカーのように仕上げた。トレードマークの大きな耳もかぶとに付け、ぬいぐるみを使ってふわふわの耳毛を再現した。

 ドアラのブルーに合った布を見つけるのが難しく、県外も含め5、6軒の手芸店を回ったという。完成したばかりで孫には見せていないが「子どもから大人まで幅広い年代の人に見に来て、歴史のロマンを感じてほしい」と話す。来季こそドラゴンズに活躍してほしいとの思いも込めた。

 展示会は30日まで。入場無料。(問)木曽川資料館=0586(87)5197

 (鈴木佐歩)

目的で旅を選ぶ
気分で旅を選ぶ
旅コラム
国内
海外