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【静岡】ハゼだし湖西名物に 「出汁うどん」22日無料配布

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 静岡  2016年10月17日

ハゼだしを湖西の名物にしていこうと開発を進める浜名湖JCの中井さん(右)ら=湖西市梅田で

ハゼだしを湖西の名物にしていこうと開発を進める浜名湖JCの中井さん(右)ら=湖西市梅田で

◆浜名湖JC商品開発中

 湖西で昔よく食べられていたハゼだしを復活させ、湖西の文化として全国に発信していこうと浜名湖青年会議所(JC)が商品開発を進めている。22日には、北部多目的センター祭り(同市太田)でハゼの天ぷら入り「ハゼ出汁(だし)うどん」300食を無料で配布しPRする。

 「釣りでよく見るハゼがこんなにうま味のあるだしになるなんて驚き。湖西独自の魅力を発掘できた」。料理の開発を担う浜名湖JCの地域の魅力発信委員会委員長で、居酒屋湖彩(うみいろ)(湖西市梅田)の中井秀功さんは喜ぶ。

 出来たてのハゼ出汁うどんからは結構強い魚の香りが漂う。あめ色のだしは、焼いて干し、内臓を取ったハゼを丸ごと水からコトコト20分ほど煮出してつくる。うどんにかけられた汁をすすると、これまた強いうま味が口に残る。くどさはない。天ぷらはキスより身がしまっていておいしい。

 同委員会は、浜松と豊橋の間で埋もれがちな湖西に、胸を張れる名物を作りたいと模索。「以前、ハゼがよく捕れ、だしも当たり前に使われていた」と聞き、開発を始めた。地元の漁師らにも尋ね、トロロイモを伸ばすだしやみそ汁に欠かせない、湖西の食文化だったと分かった。戦後ごろまでは家庭の味として普及していたが、かつお節の登場で減っていったという。

焼いて干されたハゼ

焼いて干されたハゼ

 鷲津漁港からハゼを仕入れ、焼き加減や干し具合、煮出し方などを試行錯誤。現在、焼津のかつお節会社と焼干しの商品化も進めている。

 ハゼはわずか1年で成魚になり、すばしっこさもあるため「素早く目標を達成させる」という縁起物でもある。「東京では高級料理、高級だしとされていると聞く。湖西がハゼのまちと言われるくらいにできたら」と中井さん。同委員会担当役員の坪井稔人さんも「ハゼがよく捕れるきれいな浜名湖にする運動も進められたら」と話している。

 22日の無料配布は午前11時から。23日の湖西市新居町の産業まつり「あらいじゃん」会場では午前9時半から「ハゼ出汁うどん」を1杯400円で300食販売。湖彩ではハゼの天丼が食べられるほか、希望すればハゼだしも味わえる。

(野村由美子)

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