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【福井】心に残る映画100回目 みに・キネマ・福井、11月9日に上映

ジャンル・エリア : サブカルチャー | 福井  2016年10月27日

11月に100回目の上映会を開く「みに・キネマ・福井」代表の高橋さん=福井市内で

11月に100回目の上映会を開く「みに・キネマ・福井」代表の高橋さん=福井市内で

 福井市内の映画館を借りて自主上映をしているグループ「みに・キネマ・福井」が1988年(昭和63)に上映会を始めて以来、11月9日の「沖縄うりずんの雨」上映会で100回目を迎える。代表の高橋忠栄さん(79)=同市渕町=は「心に残る良質の映画と福井の人を結ぶ懸け橋として、これからも上映会を続けていきたい」と気持ちを新たにしている。

 グループは、高橋さんが仲間4人を誘って結成。東京・岩波ホールの支配人だった故高野悦子さんの講演を聞き、「商業的に成功しなくても、世界のいい映画を日本に紹介したい」との考えに共感したのがきっかけだった。

 年4回ほど、レンタルビデオ店には並ばないような中国や中東の映画、社会派のドキュメンタリーなどを借りて上映し、時には監督の講演会も同時開催してきた。

 スタッフは現在、15人ほど。県や市などから補助金を受けず、観客からもらう入場料だけで会場費や宣伝チラシの印刷代などをまかなってきた。

 グループ結成から30年近く経過し、当初からの常連の観客も高齢化が進み、来場者は減っているのが悩み。それでも、上映会を続けてほしいという声や、来場者が熱心に書いてくれたアンケートなど「観客との心の触れ合い」に勇気をもらい、活動を続けている。

 今では自宅のテレビやパソコンでも映画が見られる時代になったが、高橋さんは「映画館で見る映画は音が違い、観客同士で感動を共有できる。映画を話のさかなにしたり、何かの行動のきっかけにしたりしてもらえれば」と話す。

 100回目に上映する「沖縄うりずんの雨」は、沖縄戦の生存者の証言などを通じて沖縄の近現代史を描いたドキュメンタリー。福井市中央1のテアトルサンク4で、午後1時半と同7時から。入場料は一般1200円、高校生以下300円。(問)みに・キネマ・福井=0776(24)5985

 (上原梨花)

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