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【愛知】陶製土管を万華鏡に 常滑・「窯や」の山田さん作製

ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 愛知  2017年02月08日

陶製土管とたぬきの置物を使って山田さんが完成させた万華鏡=常滑市栄町で

陶製土管とたぬきの置物を使って山田さんが完成させた万華鏡=常滑市栄町で

 常滑市栄町3のやきもの散歩道にある窯元「窯や」に、かつて常滑で大量に生産されていた陶製土管を活用した巨大な万華鏡がお目見えした。作製した窯やの経営者で焼き物職人の山田光男さん(74)=同市樽水町=は「常滑の歴史がどんどんのうなっていっている。こうした形で残していきたい」と話している。

 陶製の土管は市内では既に生産されていないが、坂道の擁壁などに転用された土管は見ることができる。「焼き物は置いておくだけでなく、動かしたり音を出したりして客を呼び込まないと」と常々考えている山田さん。土管を使った万華鏡を思いついた。これまでも陶製の楽器、動く人形などを作っては客にアピールしている。

 万華鏡は長さ1.5メートル、直径30センチ、重さ150キロの巨大土管と、一回り小さい土管を使って製作。1メートルほどの陶製のたぬきの置物も万華鏡に変身させた。

 土管は車輪を仕込んだ台の上に置き、回転させる。筒の中に鏡や飾りが仕掛けてあり、中をのぞき込みながら筒を回すと、キラキラと飾りが動く。

 たぬきの置物は、頭の上にのぞき穴を作った。足で台を回転させながら中を見ると、おもちゃの1万円札がわき出てくる趣向が楽しめる。

 さらに、大きなひょうたんの置物を使った万華鏡も製作中で、小判が舞う仕掛けを考えているという。

のぞき込むと、万華鏡の中で変化する美しい模様

のぞき込むと、万華鏡の中で変化する美しい模様

 10年前にも一度土管で万華鏡を作って店に飾ったが、故障が多くて展示をやめていた。今回は故障した際の修理費用を捻出するため、1回100円の料金を取ることにした。

 山田さんは「独学で、失敗を重ねながら作った。絶対に皆喜んでくれると思う。常滑の歴史を語る土管。ほったらかしにしておくよりは、こうやって活用すれば後世に残るはず」と期待している。

 (小西数紀)

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