ジャンル・エリア : まつり | 愛知 | 文化 2017年02月20日

修復を終えた西寶車の隣であいさつする深谷会長=常滑市西之口公民館で
常滑市の西之口公民館で19日、地元地区の山車「西寶車(さいほうしゃ)」の修復完成披露式があり、住民らが山車文化継承の思いを強くした。
地区の西寶車保存会員や市関係者ら50人がお祝いに駆け付けた。修復は文化庁の「文化遺産を活(い)かした地域活性化事業」の認定を受け、保存会が業者に依頼し、老朽化した屋根の部品を交換した。
保存会の深谷佳宏会長(76)は「後世に伝えるべき西寶車の修復が、地域の絆を深める機会になればうれしい」と話した。
西寶車は、隣の大野町と合同で4月29日から開催される「きたまつり」で引きまわしが行われる。
(辻晃平)