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【長野】武者行列、富山市と協力 大町市、アルペンルートで6月催し

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | 歴史 | 甲信越  2017年02月23日

昨年4月、立山黒部アルペンルート開通に合わせて大町市で行われた武者行列イベント=大町市の大町温泉郷で

昨年4月、立山黒部アルペンルート開通に合わせて大町市で行われた武者行列イベント=大町市の大町温泉郷で

 戦国時代の富山城主・佐々(さっさ)成政が、厳冬期の北アルプスを踏破して大町に来たとの伝承「さらさら越え」にちなみ、大町市は6月10日、「立山黒部アルペンルート佐々成政武者行列」と銘打つイベントを富山市と協力して実施する。歴史ロマンあふれる装束で国内外の観光客らに伝承をPRし、両市を結ぶ山岳観光ルートの「立山黒部アルペンルート」を盛り上げるのが狙いだ。

 さらさら越えは天正年間の1585年1~2月ごろ、羽柴秀吉への抗戦を呼び掛けるために、成政が浜松城の徳川家康に会う際にたどったルートとされる。

 武者行列では、大町温泉郷(大町市)と富山城(富山市)から、それぞれ成政や従者、腰元らに扮(ふん)した10人ずつが出発、雪の壁がそびえる「雪の大谷」で知られる室堂(富山県立山町)で落ち合う。

 室堂では「2人の成政」らによる合同イベントを開き、成政が道中の守り本尊として携えたとされ、西正院大姥堂(大町市)に伝わる大姥尊坐像(ざぞう)(市有形文化財)の模型を富山側が持参し、大町側に引き渡すセレモニーもある。

 大町側では30年以上前から毎年4月ごろ、アルペンルート開通に合わせて成政の武者行列を催してきた。しかし、ルート開通時は雪の大谷への注目が集まり、大町側のイベントへの関心が薄れている傾向にあるため、武者行列を新年度は6月の実施を検討している中で今回のイベント開催が浮上。

武者行列への参加を呼び掛けるチラシ

武者行列への参加を呼び掛けるチラシ

 富山市と連携でき、広域観光のアピールにもなるとして大町側が呼び掛け、開催が決まった。継続するかどうかは初回の効果を検証して判断する方針。

 武者行列に合わせ、大町側では劇団員が成政ら武者数人に扮して観光客を迎える「おもてなし隊」も結成。6月12日から15日間、黒部ダム(立山町)や室堂ターミナルに配置する。

 大町市観光協会の小松令子専務理事は「武者行列は、近年増えた外国人の観光客にも魅力的に映るはず。大町と富山の双方が観光の活性化につなげていけるイベントにしていきたい」と話している。

 武者行列への参加は一般から公募する。問い合わせなどは市観光協会=0261(22)0190。

 (林啓太)

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