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【石川】スタンプ「ごミュ印帖」人気 美術館巡って集めよう

ジャンル・エリア : まちおこし | 石川 | 芸術  2017年03月03日

◆金沢市とクリエーター制作

(左)挿絵画家西のぼるさんのデザイン(金沢文芸館)(中)5月14日まで開催中の企画展限定スタンプ(泉鏡花記念館)(右)ホッチキスが今回新たにデザイン(中村記念美術館)

(左)挿絵画家西のぼるさんのデザイン(金沢文芸館)(中)5月14日まで開催中の企画展限定スタンプ(泉鏡花記念館)(右)ホッチキスが今回新たにデザイン(中村記念美術館)

 御朱印帳を持って神社仏閣を訪れるように、美術館を巡ってほしい-。そんな願いを込めて金沢市と市内のクリエーターが協力してスタンプ帳「ごミュ印帖(ちょう)」を制作した。市内の小さな美術館での限定販売にもかかわらず、発売から1カ月半で150冊余りが売れる人気ぶり。美術館の片隅にある来館記念スタンプに光を当てる新しさもあり、静かなブームを呼びそうだ。(小室亜希子)

 「ごミュ印帖」は手のひらより少し大きいくらいのサイズ。表紙を開くと紙が屏風(びょうぶ)のようにつづらに折られ、表と裏で計20面のスタンプ台紙となる。表紙は加賀友禅作家、吉本大輔さんの図案を布にプリントして装丁した。黒、青、ピンクの3色。洗練された和のデザインが女子心をくすぐる。

 市内の広告会社ホッチキスが市から「まちなかの小さな美術館を訪れてもらえる仕掛けを」と依頼を受け、本やイベントを通じて「乙女の金沢」を発信する岩本歩弓さんと協力。スタンプは調査のため美術館を巡った際に何げなく押し集め、一覧の資料にまとめたところ、御朱印帳のアイデアがひらめいたという。

「ごミュ印帖」を前に笑顔を見せる制作者の(左から)久松陽一さん、岩本歩弓さん、尾崎友則さん=金沢市広坂のBooksunderHotchkissで

「ごミュ印帖」を前に笑顔を見せる制作者の(左から)久松陽一さん、岩本歩弓さん、尾崎友則さん=金沢市広坂のBooksunderHotchkissで

 「スタンプはつい押してしまうけど、押した紙をなくしたり、くちゃくちゃになったり。まとめて取っておけたら楽しいかなと思って」と岩本さん。御朱印帳を持って神社仏閣を巡る「御朱印ガール」が数年前から話題に。同じように、スタンプを集める楽しさが美術館に足を運ぶきっかけになればと思い描く。

 スタンプのデザインも各館の個性があって面白い。古めかしい図案も「渋かわいい」(岩本さん)し、企画展限定のレアなスタンプもある。もっとも旅の記録を記したり、サイン帳にしたりとごミュ印帖の使い方は自由。岩本さんも「想像もつかない使い方で楽しんでほしい」と期待する。

 ごミュ印帖は1冊1620円(税込み)。中村記念美術館、鈴木大拙館、前田土佐守家資料館、安江金箔(きんぱく)工芸館、泉鏡花記念館、金沢蓄音器館、徳田秋声記念館、金沢文芸館、金沢湯涌夢二館で販売し、館によっては完売間近となっている。

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