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【石川】あふれる生命感と独創性 卯辰山工芸工房作品展 12日まで

ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 石川 | 芸術  2017年03月08日

工芸のさまざまな可能性を感じさせる作品展=金沢21世紀美術館で

工芸のさまざまな可能性を感じさせる作品展=金沢21世紀美術館で

 金沢卯辰山工芸工房の研修者が1年の成果を発表する作品展が7日、金沢21世紀美術館で始まった。陶芸、漆芸、染(そめ)、金工、ガラスの5分野で、生命感と独創性にあふれる力作がそろう。入場無料。12日まで。

 工房は1999年に設立され、20~30代の研修生が2~3年間、制作に励む。今回は30人が100点を出品。伝統の技法を現代風にアレンジしたり、素材を超えるような前衛的な表現に挑んだりと、工芸の幅広さを伝える。

 シンガポール出身の張●敏(チャンフェイミン)さんは、木の枝や草をかたどり、いくつも重ねた精緻な焼き物を制作。靴やかばんをかたどった今井瑠衣子さんのガラス作品は、革のような不思議な風合い。金網の造形に、ガラスパウダーを吹き付けて焼いたという。

 染の辻和(のどか)さんは、ウールやポリエステルの布を形状記憶加工し、細菌が増殖していくイメージを表した。西垣聡さんはガラスで、球体の内部にも造形を施した。「墓」をテーマにしたのは浜萌子さん。細長い卵形の陶作品は、つまようじで細かい穴を無数に開け、むしろ生きているような雰囲気も感じさせる。

 工房の専門員、安達大悟さん(31)は「1年の集大成で、それぞれが1番の力作を出している。作者が1年間何をしてきたか、想像しながら見てもらえたら」と話した。 (日下部弘太)

※●は草かんむりに惠

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