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【滋賀】文人画の魅力知って 長浜で富岡鉄斎特別展

ジャンル・エリア : 展示 | 文化 | 芸術 | 近畿  2017年03月23日

ずらりと並ぶ鉄斎の文人画=長浜市の高月観音の里歴史民俗資料館で

ずらりと並ぶ鉄斎の文人画=長浜市の高月観音の里歴史民俗資料館で

 「最後の文人画家」とも呼ばれる儒学者富岡鉄斎(1836~1924年)ゆかりの作品を集めた特別展が、長浜市の高月観音の里歴史民俗資料館で開かれている。水墨画や淡彩画など20点を並べ、画業を専門としない知識人による文人画の魅力を紹介している。5月7日まで。

 初期の「琵琶湖舟遊(しゅうゆう)図」から、最晩年の「蓬莱(ほうらい)仙境図」まで幅広い年代の作品が並び、いずれも「賛」と呼ばれる詩が添えられている。文人画は文学的教養に裏打ちされた作風が特徴の1つで、生前の鉄斎が「私の絵を見るなら、まず賛を読んでほしい」と語っていた逸話も残るという。

 学芸員の佐々木悦也さんは「文人画は、あくまでも余技として描いたもの。うまい、下手という絵の技法を超えた味わいがある」と話す。

 展示品はすべて、鉄斎と交流があった高月地区出身の医師布施巻太郎の収集品。現在は地元の布施美術館が収蔵しているが、一般には公開していないため、資料館が毎年1回、特別展を開いている。

 今展では、鉄斎が好んだ浦上玉堂(ぎょくどう)や板倉槐堂(かいどう)らの文人画も多く展示。鉄斎との交流を哀願していた布施が、自身の鑑識眼を認めてもらうために持参した炉の名品も並ぶ。

 大人300円、小中学生150円。月、火曜と祝日の翌日は休館。

 3月26日午後1時半からは高月公民館で、同志社大文学部の河野道房教授が文人画の鑑賞法について講演する。参加費500円。

 5月3日午後1時半からは資料館で、学芸員による展示説明がある。(問)資料館=0749(85)2273

 (渡辺大地)

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