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【静岡】杉良太郎さんが掛川市に甲冑寄贈

ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 静岡  2017年03月29日

松井三郎市長に甲冑などを紹介する杉良太郎さん(右)=掛川市掛川の掛川城御殿で

松井三郎市長に甲冑などを紹介する杉良太郎さん(右)=掛川市掛川の掛川城御殿で

◆掛川城主着用の逸品

 俳優の杉良太郎さんが28日、1700年代に掛川城主だった松平遠江守忠喬(とおとうみのかみただたか)と太田摂津守資俊(すけとし)の甲冑(かっちゅう)一式を、掛川市に寄贈した。それぞれ兜(かぶと)や鎧(よろい)、すね当てまでがそろっている逸品。展示が始まった掛川城御殿(国重要文化財)で寄贈式があり、杉さんは「多くの市民に見てもらい、300年以上前の歴史に思いを巡らしてほしい」と呼びかけた。

 松平遠江守忠喬の甲冑「金本小札緋威(きんほんこざねひおどし)胴丸具足」は、鎧などの金属板を赤いひもで結びつなげているのが特徴。陣太刀や采配、火縄式銃砲(全長98.2センチ)などもそろっている。

 太田摂津守資俊の甲冑「本小札紺裾濃縅(ほんこざねこんすそごおどし)大袖付胴丸」は、紺色のひもが使われ、火消し装束マントや鹿革手袋などがある。このほか、大名の子どもの節句用の甲冑も贈られた。

 杉さんは、時代劇役者のシンボルにしようと太田摂津守資俊の甲冑を購入後、知人が所有していた松平遠江守忠喬の甲冑を修理して譲り受け、自宅床の間に飾っていたという。

 寄贈式で、杉さんは「2人の掛川城主の甲冑がそろって私の元にあったのは奇跡で、守り本尊のようなものだった」と振り返り、「自分だけの物とするより掛川に戻るのが良いと決心した」と説明した。

 松井三郎市長は「掛川の文化を知る貴重な資料で、城主を偲(しの)ぶことができる形見で大変価値がある」と感謝した。

 甲冑などは、御殿の長囲炉裏(いろり)の間で展示されている。入館料は天守閣を含み大人410円、小中学生150円。営業時間は午前9時~午後5時まで。

(赤野嘉春)

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