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【三重】400年の桜、音楽と「共宴」 1日、名張の延寿院

ジャンル・エリア : イベント | 三重 | 神社・仏閣 |   2017年03月30日

樹齢400年とされるしだれ桜=名張市赤目町長坂で

樹齢400年とされるしだれ桜=名張市赤目町長坂で

 名張市の天然記念物で、樹齢400年と伝わる赤目町長坂の延寿(えんじゅ)院にあるしだれ桜(エドヒガン)をめでるイベント「桜お花見コンサート」が4月1日、境内で開かれる。午後5時から桜をライトアップし、雅楽や和太鼓の演奏、舞が披露される。住職の松本篤明(あつみょう)さん(59)は「400年前からある桜が、今年も花を咲かせつつあるのを見に来てほしい」と呼び掛ける。

 しだれ桜は高さ7メートル、幹回りの太さ3.3メートル。寺伝によると、1581年の天正伊賀の乱で破壊された寺を、藤堂藩が江戸時代初期に再建した際、境内に植えられた。

 「歴史ある桜でまちおこしをしよう」と、松本さんが開花時季に初めてイベントを開いたのは2014年。寺は赤目四十八滝の渓谷入り口から約100メートル上った見えにくい場所にあり、行楽シーズン前の桜の時季に訪れる人は少なかった。「せっかく花を咲かせても、見に来る人が少ないと桜も寂しかろう」とコンサートを続ける。

 松本さんにとっては先代住職の父修順(しゅうじゅん)さん(故人)と親子2代でもり立ててきた桜だ。

 1959(昭和34)年の伊勢湾台風で幹の一部が折れ、花の数が減るなど衰えが著しくなると、修順さんは再生に尽くした。81年に住職に就くと鶏ふんを混ぜた堆肥を与え、2010年に亡くなるまで30年近く、世話を惜しまなかった。後を継いだ松本さんも毎春の堆肥を欠かさず、桜は今年も春の訪れを告げるピンク色のつぼみを枝いっぱいにつけた。

 見頃はイベントの後日になりそうだが、午後6~9時のライトアップは9日まで続ける。(問)延寿院=0595(63)3009

 (帯田祥尚)

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