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【石川】11年かけ十三仏像制作 輪島・天王寺 檀家男性、7日披露

ジャンル・エリア : 石川 | 神社・仏閣 |   2017年05月01日

十三仏の祭壇を本堂に安置し、手を合わせる端浦吉章さん(右)と広沢佑昇住職=輪島市町野町徳成谷内で

十三仏の祭壇を本堂に安置し、手を合わせる端浦吉章さん(右)と広沢佑昇住職=輪島市町野町徳成谷内で

 シャクナゲの花が咲き誇る寺として知られる輪島市町野町徳成谷内の真言宗天王寺に、亡くなった人を浄土へと導く十三仏(じゅうさんぶつ)の祭壇が安置され、7日に同寺である「しゃくなげ祭り」で地域住民らに披露される。木彫りで制作した町野町北円山出身で檀家(だんか)の端浦(はなうら)吉章さん(71)は「シャクナゲと仏像を見て、和やかな気持ちになっていただければ」と話す。

 経営コンサルタントで中小企業診断士の端浦さんは還暦を迎えたとき、町野町の実家を自分で改修した。その際に、残った木材で十三仏の制作を思い立った。

 かつてはコマツ粟津工場(小松市)で機械設計を担当していたことから、仏像や祭壇を設計。仕事の合間を縫って、のみや彫刻刀で11年かかって作り上げた。木材はケヤキ、山桜、ヒノキなどを使った。祭壇は高さ約2.1メートル、幅約1メートル。薬師如来や大日如来、不動明王など十三仏は、それぞれ約30センチの高さ。

 広沢佑昇(ゆうしょう)住職(69)は「仏像を自ら制作した檀家は珍しい。訪れた方には、眺めることで安寧の気持ちをもってもらいたい」と完成を喜んでいる。祭壇は本堂で5月末まで参拝者にも公開する。端浦さんは「今後も寺と協力して地域の活性化につながる取り組みをしていきたい」と力を込めた。

 天王寺の境内や裏山には、2383本のシャクナゲがあり、見ごろは5月上旬から15日ごろという。

 (山本義久)

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