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【静岡】浜名湖のアサリ見守って 体験スクール始まる

ジャンル・エリア : | 生き物 | 自然 | 静岡  2017年05月22日

アサリを育てるため、浅瀬に設置される砂利入りの網袋=浜松市西区舞阪町弁天島で

アサリを育てるため、浅瀬に設置される砂利入りの網袋=浜松市西区舞阪町弁天島で

 アサリをはじめ浜名湖の生き物や環境について漁師らから学ぶ「海の湖(こ)体験スクール」が21日、浜松市西区舞阪町弁天島で始まった。アサリの減少で風物詩の潮干狩りが2年連続で中止となる中、成育の様子や現状を継続的に知ってもらう初めての試み。初日は市内の園児と保護者ら約60人が参加し、海辺の魅力に触れた。

 浜名漁協弁天島遊船組合と舞阪町観光協会が企画し、事前に申し込んだ人を対象に10月までの全6回行う。参加者は、砂利を詰めて水中に寝かせた網袋にアサリの幼生が入り込み育っていく過程を毎回観察したり、海の安全について学んだりする。

 初日の参加者は弁天島海浜公園で、枕カバー大の網袋に重さ5キロの砂利を入れてアサリの「ゆりかご」作りに挑戦。赤い大鳥居が立つ「いかり瀬」に船で移動し、漁師たちが網袋を浅瀬に設置するのを見守った。漁師たちが育てたアサリがいる干潟を掘る体験や自然観察のほか、湖上遊覧も楽しんだ。

砂利入りの網袋を用意する参加者たち=いずれも浜松市西区舞阪町弁天島で

砂利入りの網袋を用意する参加者たち=いずれも浜松市西区舞阪町弁天島で

 浜松海の星幼稚園(中区)の女児(5つ)は、浅瀬でヤドカリを見つけ、手に取って大喜び。父(41)は「潮干狩りは昔からの名物なので中止は寂しいが、子供たちが自然に触れることで命の大切さを分かってくれたら」と話した。

 今後は初回と同様のプログラムが体験できる「1日コース」の参加者を募る。遊船組合の間瀬泰成組合長(59)は「網袋にはエビ、カニ、カキとアサリ以外の生き物も入ってくる。浜名湖の多様性を知ってもらい、関心が高まれば」と期待する。

 「1日コース」は大人1500円、子供1000円。団体20人以上が対象で、平日も含めて日程は要相談。2週間前までに申し込む。問い合わせは、舞阪町観光協会=電053(592)0757=へ。

(久下悠一郎)

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