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【石川】小松 ふしぎ発見 市博物館

ジャンル・エリア : 生き物 | 石川 | 自然  2017年05月26日

色が薄い茶色のままのカエル(左)=小松市博物館で

色が薄い茶色のままのカエル(左)=小松市博物館で

 環境が変わっても体の色を変えないアマガエルに、めったに見られない枯れたササ-。小松市博物館の学芸員梨木之正さん(34)が今月、市内で珍しいカエルと、ササの現象を相次いで発見した。ともに市博物館で現物を公開し、同館の自然史講座でも紹介している。(竹内なぎ)

色変えないアマガエル

 カエルを研究している梨木さんがこのアマガエルを見つけたのは7日。同市遊泉寺町の田んぼで捕まえ、緑色のコケを敷き詰めた容器で3週間近く飼育したが、発見当時と同じ薄い茶色のまま変わらなかった。

 梨木さんによると、アマガエルは虹色細胞という細胞を皮膚に持ち、周囲の環境に合わせて体の色を変え外敵から身を守る。梨木さんは「虹色細胞が欠損しているのだろうか。これまで見たことがない」と驚く。

 水色や黒色など珍しいカエルを多く飼育する魚津水族館(富山県魚津市)によると、気温や環境の変化によって色が変わらなくなるケースがあり得るという。

枯れたササ

花が咲いた後に枯れたとみられるササ=小松市の憩いの森で

花が咲いた後に枯れたとみられるササ=小松市の憩いの森で

 また梨木さんは18日、市東部の「憩いの森」で、5平方メートルほどの広さで繁茂するササが枯れているのを見つけた。

 現場は、敷地内の南部にある池の周りで、一部におしべが残っていたことから、花が咲いていたと考えられるという。

 県農林総合研究センター林業試験場によると、ササは60~120年に一度、5月ごろに小さな紫色の花を咲かせて枯れる。地下で根がつながっているため、周囲のササが同時に枯れることがあるという。

 梨木さんは「なかなか見ることができない現象なので、見てもらえれば」と話していた。

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