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【愛知】初代中村勘三郎の銅像除幕 生誕伝承の地、名古屋・中村区

ジャンル・エリア : まちおこし | エンタメ | オブジェ | 愛知 | 文化 | 歴史  2017年05月29日

初代中村勘三郎生誕記念像の前に立つ勘九郎さん(右)と七之助さん=名古屋市中村区の中村公園で

初代中村勘三郎生誕記念像の前に立つ勘九郎さん(右)と七之助さん=名古屋市中村区の中村公園で

 名古屋市中村区で生まれたとの説がある歌舞伎の大名跡「中村勘三郎」の初代の銅像が中村公園(同区)に完成し、28日に除幕式があった。2012年に亡くなった18代目勘三郎さんの長男勘九郎さんと次男七之助さんが出席。大勢のファンを前に「お練り」も披露した。

 勘九郎さんと七之助さんは人力車に乗って、公園前の豊国神社参道に登場。「中村屋」という掛け声が飛び交う中、松蔭高校(同区)和太鼓部や、神社と交流がある岐阜県中津川市の加子母木遣(きや)り保存会とともに、公園までの400メートルを進み、除幕式に臨んだ。

 銅像になった初代勘三郎は、江戸時代初めの歌舞伎役者。京都で大蔵流狂言を学び、1624(寛永元)年に江戸で初の常設芝居小屋を開いたとされる。江戸後期の随筆「甲子夜話(かっしやわ)」には、中村区が生誕地とする記述がある。18代目も生前、中村区を「中村屋発祥の地」と大切にしてきた。

 銅像は、地域おこしに取り組む「中村区夢づくり実行委員会」が母体の住民団体が、寄付金2000万円で建てた。高さ2.8メートル(うち台座部分は1.2メートル)で、18代目の演技なども参考に、軽やかに舞う姿を表現した。

 勘九郎さんは「江戸歌舞伎をつくったといわれる初代の魂を引き継いで頑張っていく」、七之助さんは「中村区と中村屋の縁がより深くなった。歌舞伎を盛り上げ、中村区の繁盛につなげたい」と力を込めた。長崎鉦一実行委員長(78)は「銅像建立を機に、歴史と伝統文化がある中村区を盛り上げたい」と話した。

 勘九郎さんと七之助さんは6月1~26日に名古屋城二之丸広場特設劇場で催される「名古屋平成中村座」(中日新聞社など主催)のPRと成功祈願も行った。(問)事務局=052(961)6777

 (福本英司)

豊国神社の参道をお練りし、沿道を埋めた人たちに手を振る勘九郎さん(手前)と七之助さん=名古屋市中村区で

豊国神社の参道をお練りし、沿道を埋めた人たちに手を振る勘九郎さん(手前)と七之助さん=名古屋市中村区で

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