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【福井】当時の絵画日誌、坂井で特集展示 福井地震きょう69年

ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 福井  2017年06月28日

「福井烈震画譜」を前に「福井震災を知ってほしい」と来場を呼び掛ける吉田館長=坂井市の県教育総合研究所内「教育博物館」で

「福井烈震画譜」を前に「福井震災を知ってほしい」と来場を呼び掛ける吉田館長=坂井市の県教育総合研究所内「教育博物館」で

 福井地震の発生から28日で69年。4000人近い犠牲者を出した震災の記憶を伝えようと、坂井市春江町江留上緑の県教育総合研究所内の「教育博物館」で、特集展示が開かれている。7月17日まで。

 「福井震災と学校」と銘打ち、震源地とされる坂井市、近くのあわら市や福井市の各小学校に残る児童の絵画や学校日誌、当時の写真など計30点を展示。中でも、あわら市細呂木小から借り受けた「福井烈震画譜」は、当時の6年生が受けた衝撃が伝わる作品だ。火災が迫る中、家の下敷きになって助けを求める国防服姿の少年や曲がりくねったレールなど、子どもたちが描いた15枚を三幅の掛け軸に仕立てた。

 写真パネルでは、ぐしゃりとつぶれた坂井市の大石小南校舎や焼け野原となった平章小などを紹介。被災した坂井、福井両市の多くの小学校は、夏季休暇を7月に繰り上げ、進駐軍のテントを校庭に張り、農家の倉庫を借りて8月に授業を再開した。ただ、大石小の雨後のテント教室の写真には大きな水たまりも写り込み、苦労がうかがえる。

 福井地震は丸岡町(現坂井市)が震源とされ、地震の規模はマグニチュード(M)7.1。家屋倒壊3万6184戸、各地で火災も発生して3769人が死亡した。

 吉田智館長は「福井震災を知らない子どもたちが増えてきたが、自分たちの町で起きたことを、きちんと知ってほしい」と話す。

 開館は午前9時~午後5時。7月3、10日は休館日。入館無料。

 (北原愛)

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