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【石川】~動植物 子ども向けに~ 夢二の筆 愛らしく

ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術  2017年07月13日

「夢二エデホン」など子ども向けの絵の手本=金沢湯涌夢二館で

「夢二エデホン」など子ども向けの絵の手本=金沢湯涌夢二館で

湯涌で企画展

 美人画で名をはせた金沢ゆかりの画家、竹久夢二(1884~1934年)は子ども向けの作品も多く、犬や馬、小鳥などを愛らしいタッチで描いた。そんな面に光を当てた企画展「夢二の植物・いきもの図鑑」が金沢湯涌夢二館で開かれている。9月24日まで。

 夢二が次男の不二彦、恋人の笠井彦乃を連れて湯涌に滞在し、100年を迎えた記念展。息子3人の父親で、著作57冊の3分の1は子ども向けの本だった夢二をしのび、幼い子も楽しめる作品を中心に126点をそろえた。

 「夢二エデホン」(1914年)は子どもが絵をまねやすいようにと、動植物を太く単純な線で描いている。「地面の匂いを鼻でかぐ様子など動物の微妙なしぐさを表し、夢二の観察眼や画力のすごさも伝わる。こんなにかわいい絵も描いていたことを知ってほしい」と学芸員の川瀬千尋さんは話す。

 ツバキやベニテングタケ、馬などよく描いた動植物と夢二のエピソードも紹介。有名な版画「黒猫を抱く女」(20年ごろ)など猫を画題とした印象が強いものの、実は「犬派」という。男手一つで育てた不二彦と犬を飼い、日記にもよく登場した。

 午前9時~午後5時半。会期中無休。観覧料一般300円、高校生以下無料。(問)金沢湯涌夢二館076(235)1112

 (押川恵理子)

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