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【静岡】富士山頂と駿河湾で熟成 違う味わいの日本酒

ジャンル・エリア : グルメ | 静岡  2017年07月20日

清信一・富士錦酒造社長と2本セットの「海と空」。「海中熟成」(右)は貯蔵中についたフジツボや貝が瓶を彩る=富士宮市役所で

清信一・富士錦酒造社長と2本セットの「海と空」。「海中熟成」(右)は貯蔵中についたフジツボや貝が瓶を彩る=富士宮市役所で

 富士山の開山に合わせ、富士宮市の富士錦酒造(清(せい)信一社長)は、富士山頂と南伊豆町の駿河湾沖でそれぞれ熟成させた純米酒2本をセットにした「海と空」を発売した。まったく同じ酒が貯蔵法により異なる味わいとなっているのがポイントで、飲み比べが楽しめそうだ。

 富士山が世界文化遺産になった4年前から清社長が構想を練り始めた。「駿河湾沖海中熟成」は昨年11月から今年6月まで、南伊豆町中木の約500メートル沖合の水深約20メートルに金属製のかごをつるして熟成させた。「富士山頂越冬熟成」は昨年9月の閉山直前に山頂の山小屋に運び入れ、今年の開山まで土間で熟成させた。

 「海中」は海流にさらされて振動を受けたことでアルコール分子が細かくなりマイルドな味わいに、「山頂」はマイナス33.8度まで下がった気温の中で貯蔵されたことで、搾りたてのような新鮮さが味わえるという。

 「いずれも酒造業界では『バカじゃないの?』と言われるような新たな試み」と清社長。老舗酒蔵18代目として「世界遺産にもなった地域資源を活用し、さらに付加価値をつける面白いことを他の人にもやってほしい」と挑戦の理由を明かす。

 1本720ミリリットルで、1セット税込み1万800円。限定200セット。電話かインターネットで販売する。問い合わせは、富士錦酒造=電0544(66)0005=へ。

(前田朋子)

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