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【石川】空き蔵購入、醸造拠点移す どぶろく 観光の目玉に

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 石川  2017年07月24日

(上)どぶろく蔵の前で「滞在型観光を楽しめるスポットになれば」と期待する高沢理八社長(下)どぶろく蔵の2階に作られた蔵カフェ=いずれも羽咋市下曽禰町で

(上)どぶろく蔵の前で「滞在型観光を楽しめるスポットになれば」と期待する高沢理八社長(下)どぶろく蔵の2階に作られた蔵カフェ=いずれも羽咋市下曽禰町で

羽咋・高沢醸造 カフェ来月オープン

 羽咋市下曽禰町、高沢醸造の高沢理八社長(68)は、店の近くに買い取った蔵を改装して「どぶろく蔵」として、どぶろくの製造拠点を移した。蔵カフェも併設し「滞在型観光の地として県外からお客さんに来てもらえれば」と将来像を思い描いている。 (小塚泉)

 1897(明治30)年に建てられた蔵を本家から買い取った。現在使っている蔵が手狭になったことから、仕込み用のタンクを移したほか、内装や床を張り替えて小上がりを作った。家紋のアゲハチョウを染め抜いたのれんを掲げ、2階はカフェとして利用できるようにびょうぶやあんどんを置いた。

 高沢醸造はどぶろく特区の認定を受けて、年間を通してどぶろくを製造・販売している。蔵の完成に合わせて、こうじを使ったノンアルコールの甘酒シャーベット「どぶろくそるべ」も新商品として出し、「白米糀にみるく」「紅糀にいちご」「玄米糀にあずき」の3種類を羽咋市にオープンした道の駅「のと千里浜」で販売し好評を得ている。

 高沢醸造では、冬には寒のみそ造り体験やたら鍋、秋にはきのこ鍋を味わってもらう企画をしている。下曽禰町には、高沢社長の親類の能登上布の織元がある。「集落の入り口と真ん中に寺もある。古民家を再生して、田舎の静かな空間でゆっくり過ごしてもらえれば。自分自身そういう体験がしたい」という思いを形にした。

 カフェは、現在整備している駐車場が完成する来月にもオープンしたい考え。蔵と一緒に買い取った母屋の利活用も考えており、高沢社長は「町が廃れ、疲弊していくのをただ見ているのは寂しい。滞在して楽しんでもらうスポットにしたい」と話している。

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