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【福井】小浜藩士・梅田雲浜の手紙公開

ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 福井  2017年07月25日

結城秀康が、徳川秀忠の家老に宛てた書状。原本の行方が長く分かっていなかった=福井市の未来プラザふくしんで

結城秀康が、徳川秀忠の家老に宛てた書状。原本の行方が長く分かっていなかった=福井市の未来プラザふくしんで

 「福井県ゆかりの人物展」(福井信用金庫主催)が、福井市乾徳一の未来プラザふくしんで開かれている。昭和初期から所在が分からなくなっていた幕末の小浜藩士、梅田雲浜(1815~59年)直筆の手紙が公開されたほか、同じく所在不明だった初代福井藩主の結城秀康(1574~1607年)の書状も出品されている。8月6日まで。観覧無料。

 来年に迫った県の「幕末明治福井150年博」の機運を盛り上げようと企画。郷土の偉人の足跡に触れられる、同信金所蔵などの手紙や書15点を展示している。

 雲浜の手紙は、同信金が3月に京都市の古美術商から入手した。小浜藩士に対して、大老井伊直弼(なおすけ)の幕政を批判する「戊午(ぼご)の密勅(みっちょく)」が朝廷から出されたことをひそかに伝え、直弼に近い小浜藩主酒井忠義(ただあき)にも危険が迫っていると知らせる内容。雲浜は、この手紙をきっかけに幕政に批判的な人物として「安政の大獄」で捕縛され、獄中で亡くなった。

 幕末関係ではこのほか、16代福井藩主・松平春嶽や由利公正の書なども並べられている。

 一方、秀康の書状は、弟で江戸幕府2代将軍の徳川秀忠の家老に宛てたもの。秀忠が自身の娘と、秀康の長男忠直との縁談を勧めるなどしてくれたことに感謝している、と記されている。大正時代に作成された史料に写しが残っていたが、原本は長く所在不明になっていた。同信金が6月、京都市の古美術商から購入した。

 同信金の担当者は「郷土の偉人の魅力を再発見することで、地域の人が福井に誇りを持つようになってくれれば」と話していた。

 (尾嶋隆宏)

梅田雲浜が安政の大獄で捕縛されるきっかけになった雲浜直筆の手紙=福井市の未来プラザふくしんで

梅田雲浜が安政の大獄で捕縛されるきっかけになった雲浜直筆の手紙=福井市の未来プラザふくしんで

◆雲浜のやしゃご、梅田さんが講演 福井で29日

 梅田雲浜のやしゃごに当たる梅田昌彦さん(元大阪芸大教授)を招いた講演会「勤王の志士 梅田雲浜」が29日午後1時半から、福井市西木田一の福井商工会議所ビルで開かれる。

 福井信用金庫と県が開催する。事前申し込みが必要で、締め切りは26日。(問)福井信用金庫地域交流室=0776(25)8533

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