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【石川】北陸の画聖に迫る 県立美術館 等伯らの作品展示

ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術  2017年07月28日

俵屋宗雪の「群鶴図」など貴重な作品が並ぶ=県立美術館で

俵屋宗雪の「群鶴図」など貴重な作品が並ぶ=県立美術館で

 企画展「北陸ゆかりの画聖I」が、金沢市の県立美術館で開かれている。能登出身の長谷川等伯(1539~1610年)や俵屋宗達(生没年不詳)ら日本を代表する絵師の作品7点が並んでいる。8月27日まで。(押川恵理子)

 「日蓮聖人像」(1564年)は法華宗の信者だった等伯が25歳のころに描き「出色の出来。信徒の心構えや緊張感が伝わる」と学芸員の村瀬博春さん。宗達作と伝えられる「童子の図」(17世紀)は両足を前に出して座り込み、遊びに興じる子どもの姿が愛らしく、無邪気さや純真さに引き込まれる。

 宗達の弟子、俵屋宗雪(生没年不詳)の「群鶴図」(17世紀)は、加賀藩3代藩主前田利常が描かせたとされる。群れの鶴は、見えないところで鳴く鶴の声に気付いていたり、聞こえていなかったりと反応が分かれる。村瀬さんは「君子の声は瞬時に千里を走る。政をつかさどる者は言動を慎まねばならないと利常が自戒を込めたのでは。鶴の反応の違いは人間の出来、不出来も暗示している」と話した。

 会期中無休。観覧料は一般360円、高校生以下無料。(問)県立美術館076(231)7580

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