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【滋賀】手習い本や中国の扇を展示 東近江の観峰館

ジャンル・エリア : 展示 | 文化 | 歴史 | 近畿  2017年08月25日

さまざまな手習い本が並ぶ会場

さまざまな手習い本が並ぶ会場

 中国の扇や、日本の手習い本を紹介する2つの企画展が、東近江市五個荘竜田町の書道博物館「観峰館」で開かれている。9月18日まで。

 5階の「扇面の書画」では、19世紀を中心とした扇面を掛け軸などに仕立てた作品47点を展示。企画担当者によると、中国では、扇の持ち主が、描かれた絵や文字の芸術性を認めた場合、面を骨から外し、掛け軸などに貼り付けて鑑賞用にした。

 花や鳥が鮮やかに描かれた作品のほか、古代中国の甲骨文字がびっしり書き込まれた作品も。持ち主の教養の高さを示す目的があったとみられる。

 子孫繁栄や清廉潔白を表すハスや、幸福の象徴である赤いコウモリを表現した作品など持ち主の多幸を祈った扇面も。

 難関試験「科挙」の受験者のために友人4人が合作したといわれる作品には、文章と絵柄に学業成就や無病息災の思いが込められている。

 4階の展示「江戸・明治の手習い本~習字を楽しもう!~」には、江戸中期から明治にかけての手習い本50点が並ぶ。

科挙の受験者のために、友人4人が合作したとみられる扇の掛け軸=いずれも東近江市五個荘竜田町の観峰館で

科挙の受験者のために、友人4人が合作したとみられる扇の掛け軸=いずれも東近江市五個荘竜田町の観峰館で

 寺子屋や学校では、手習い本を書き写して字を学んだ。手紙形式の「往来物」が最も多く、字を覚えながら一般常識も学べたという。武家向けの「庭訓往来」、商人に必須な言葉を含んだ「商売往来」など、バリエーション豊か。伸びやかで柔らかい筆遣いが特徴の女子用の手習い本や、寺子屋の学習風景が描かれた挿絵も見られる。

 月曜休館(最終日の9月18日は開館)。一般500円、高校生・大学生など300円、中学生以下無料。

 (小原健太)

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