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【富山】風の画家 郷愁の風景 県水墨美術館 新作など120点 中島潔さん企画展

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 芸術  2017年09月19日

(上)繊細なタッチで描かれた中島潔さんの作品が並ぶ会場(下)五箇山を題材にした新作「永久への言葉」=いずれも県水墨美術館で

(上)繊細なタッチで描かれた中島潔さんの作品が並ぶ会場(下)五箇山を題材にした新作「永久への言葉」=いずれも県水墨美術館で

 繊細なタッチの独特な童画で知られる画家中島潔さん(74)の企画展「中島潔“今”を生きる-そして伝えたいこと」が、富山市の県水墨美術館で開かれている。最新作を含む約120点を展示。県内でこれだけ多くの作品が集まるのは珍しく、ファンらでにぎわっている。(山中正義)

 佐賀県出身の中島さんは1982年にNHK「みんなのうた」のイメージ画を手掛けたのをきっかけに一躍有名に。生命の流れを思わせる優しい風が吹き抜けるような作風から「風の画家」の愛称でも親しまれている。

 企画展では、70~2017年に描いた作品が並ぶ。自身の大病や東日本大震災をへて描いたシリーズ「新しい風」では、郷愁漂う子どもたちの姿を四季の風景とともに描いている。

 心や命の大切さを伝える連作「心音図(こころねず)」は、今も制作途中の作品群。今は六道珍皇寺(京都)に奉納した地獄絵「地獄心音図」5作と、理想郷を描いた「心音」の2作から成る。

 企画展のために描いた新作「永久(とわ)への言葉」は、中島さんが何十年も前に訪れたという南砺市の五箇山が題材。今年3月に取材し、大雪に埋もれた合掌集落を前に、スマートフォンを持つ少女がたたずむ姿を描いている。

 子どものころにジグソーパズルで中島さんの絵に親しんだ小矢部市のパート中塚恵さん(52)は、さりげなく絵の中に「ガンバレ日本」などと書かれていることに気付き、「震災後の日本を元気づけたかったのかな」と想像していた。

 11月5日まで。入館料は一般1200円、大学生900円、高校生以下無料。月曜休館(10月9日は開館、9月19日と10月10日は休館)。10月20、21日にギャラリートークとサイン会もある。

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