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【滋賀】色鮮やか、甲賀で引札の展示 明治-大正に宣伝で配布

ジャンル・エリア : 展示 | 文化 | 歴史 | 近畿  2017年12月05日

色鮮やかな引札に見入る来館者=甲賀市甲賀図書情報館で

色鮮やかな引札に見入る来館者=甲賀市甲賀図書情報館で

 明治-大正時代に商店などが宣伝のために配布した「引札(ひきふだ)」の展示が、甲賀市甲賀町大原中の市甲賀図書情報館で26日まで開かれている。地元の旧油日、大原村の商店が中心の48枚で、同じ地域の引札がまとまって見られるのは珍しいという。

 甲賀町郷土史会員の高田信男さん(74)=甲賀町高野=が20年前、妻の祖父の遺品を整理していて56枚が見つかり、1年前から自分で調べ始めた。

 引札は、盆や暮れの集金時に広告やカレンダー代わりに配った。長く貼ってもらう絵柄として七福神など色鮮やかな縁起物の錦絵が好まれ、大阪や京都で大量に印刷。屋号や商品名の文字は地元で刷られたという。

 忠臣蔵など芝居の場面のほか、アコーディオンやバイオリンを弾く美人画など当時最新の文化も。旭日(きょくじつ)旗を持った福の神やロシアの港を進む軍艦を描いて日露戦争の勝利を示すなど、当時の世相を反映している。

 明治5年末の太陽暦採用を受け、旧暦と新暦が併記された暦もあり、高田さんは「1枚ずつじっくり見れば、時代ごとの文化が感じられる」と話す。

 木、金曜日は休館。

 (築山栄太郎)

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